2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

GPIFが利回り向上に向け、新たに新興国株式への投資検討へ

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ASSETと書かれたカラーの円グラフ

我々の国民年金の積立金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、先進国株式だけでなく、新たに新興国株式にも投資する検討に入ったとのことです。

<最終更新日:2022年5月14日>



GPIFが利回り向上に向け、先進国より高い経済成長を期待できる新興国株式への投資を検討へ

 公的年金、新興国株に投資へ 10年度にも、利回り向上狙う | NIKKEI NET ⇒(リンク切れ)
 
公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2010年度にも新興国・地域の株式に投資する検討に入った。中国やインドなど先進国より高い経済成長を期待できる国に投資対象を広げ、運用利回りの向上を目指す。09年度中に新たな運用資産の構成を決める。国内債券に偏った資産構成を見直し、新興国株式を債券運用などを補完する投資の中核と位置づける狙いだ。

 GPIFは約150兆円の公的年金積立金のうち約92兆円(3月末)を市場で運用している。資産構成は国内債券が67%を占め、国内株式12%、外国債券11%、外国株式10%と続く。ただ外国株式はこれまで原則として先進22カ国のみに限定していた。




新興国株式への投資するかどうかの検討の前に国内債券に偏った資産配分比率の見直しを

GPIFの現在の資産配分比率は、国内債券が67%と約2/3を占め、残りは国内株式12%、外国債券11%、外国株式10%となっています。

ここに今までは投資対象としていなかった新興国株式にも投資を行うのは分散投資として有効です。
ただ、新興国株式も投資するかどうかより、上記の国内債券に67%も配分している基本4資産の資産構成を見直した方が良さそうです。

また利回り向上=リスク(ぶれ)増大 なので、最近の下落程度でこれだけビービー騒いでいるマスコミ含め耐えられない人もいることが問題と考えます。

新興国株式にも投資する場合、周囲の雑音に惑わされず、決定した配分を守って新興国株式に低コストで投資し続けてくれることを期待します。

⇒【続報】 GPIFが、先進国株式への投資配分の一部を新興国株式に充てる方針を固めたとのことです。
  GPIFが先進国株式の投資配分の一部を新興国株式に充てる方針へ
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COMMENTS

2Comments

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矢向

おつかかれ様です。

書き込みます。新興国・・への投資とのことですが、インドなどは一日でマイナス10%やプラス10%などの動きを見せるので、新興国は正直難しいのかな??っと感じます。

上海も、バブル期にものすごいおかしなお金の使い方をする人が出てきました。

正直、新興国は不安です。

そういったところを見極めたうえで、GPIFには運用してほしいと思います。

kenz

>矢向さん
コメントありがとうございます。
GPIFの場合、個人同様に、ドルコスト的な資金投入になりますので、新興国クラス自体の短期の振れの大きさは私としてはそれほど気にしていませんが、そのリスク(振れ)よりもリターンのほうが気になります。
もちろん新興国の市場の小ささや売買コストが大きいことは注意が必要と思います。
個人的には、ホールド自体では価値を生まないコモディティあたりに資金投入されるよりよほど新興国投資のほうがよいと考えています。

  • 2009/08/29 (Sat) 15:57
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