先進国債券インデックスファンドの実質コストと実績リターン比較
CATEGORY実質コスト比較

Image: FreeDigitalPhotos.net
シティグループ国債インデックス(除く日本)をベンチマークとする先進国債券インデックスファンドについて、過去1年のリターン(騰落率)と実質コストを比較しました。
対象とするのは、年金積立、SMT、eMAXIS、インデックスe、Funds-iシリーズの先進国債券インデックスファンドです。
先進国債券クラス 年金積立、SMT、eAMXIS、インデックスe、Funds-i実質コストと実績リターン
以下が3月11日時点での実質リターン(1年、6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月、単位は%)です。
一番高いリターンを出している箇所に淡桃色をつけています。
実績コストは、先日の記事 SMT、eMAXIS、eシリーズ、Funds-i、年金積立等実質コスト比較 の値を使っています。
2013年3月11日 時点 | 年金積立 | SMT (旧STAM) | eMAXIS | eシリーズ (旧CMAM) | Funds-i |
---|---|---|---|---|---|
先進国債券 実質コスト | 0.73 | 0.55 | 0.64 | 0.56 | 0.59 |
1年リターン | 19.18 | 19.24 | 19.37 | 19.43 | 19.43 |
6か月リターン | 23.60 | 24.03 | 24.02 | 24.08 | 24.06 |
3ヶ月リターン | 15.26 | 15.37 | 15.37 | 15.40 | 15.35 |
1か月リターン | 0.34 | 0.40 | 0.38 | 0.41 | 0.35 |
念のための補足
インデックスファンドは、ベンチマークとの乖離が小さいほど優秀です。
リターンは、ベンチマークのリターンより概ねコスト分下がると仮定しているので、高リターンほどベンチマークとの乖離が小さい(リターンも高い)としています。
1年を通して、外国債券インデックスeが優秀な実績リターン
実質コストが最も低いSMTグローバル債券インデックスとほぼ同様に低コストの(旧CMAM)外国債券インデックスeが他よりも高いリターンでした。
今後も定点観測をしていく必要はありますが、やはりコストが高いとその分ベンチマークとの乖離は大きくなります。
先進国債券クラスは私もこの外国債券インデックスeを購入しており、今後も購入ファンド変更予定はありません。
将来のリターンは予測できませんが、そのリターンにコストは確実にマイナスの影響を与えます。
そのため信託報酬はもちろんトータルでかかる実質コストも気にする必要があります。
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