バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)がコスト引下げ
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米国株式全体に投資できる超低コストの海外ETFである バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)のエクスペンスレシオ(信託報酬に相当)が年0.06%から0.05%に引下げられました。
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)のエクスペンスレシオが年0.06%から0.05%に引下げ
モーニングスター 米バンガード、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」のエクスペンスレシオ引き下げ
インデックスファンド運用最大手バンガードは12日、米国上場ETF(上場投資信託)の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」のエクスペンスレシオ(日本の信託報酬にほぼ相当するもの)を0.06%から0.05%に引き下げた。
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の0.01%分の引下げの意味は大きい
低コストのバンガードETFがさらなるコスト引下げを実施 でお伝えしたように、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)は、2012年5月にエクスペンスレシオが年0.07%から0.06%に引き下げられていました。
2012年10月に バンガード 低コスト化に向けベンチマークを変更され、さらなるコスト削減期待が高まっていました。
期待を裏切らず、年0.06%から年0.05%に引き下げてきたのはさすがです。
元々のエクスペンスレシオがわずか0.06%なので、0.01%の引き下げはとてつもなく大きな削減です。
これが可能なのは、モーニングスター海外ETFセミナー第2部 ファンドの種類を整理 でもお伝えしたように、バンガードの株主構造が顧客(=ファンドの投資家)によって所有される形であること、他のインデックスファンドとETFを合同運用しているので規模の経済性が働くことの2点が大きいです。
日本の投資環境もEXE-i(エグゼアイ)シリーズ の登場など次第に良くなってきてはいますが、やはり投資先進国のアメリカにはまだまだかないません。
今後の動向によっては、海外ETFへの投資も視野に入れていく予定です。
関連記事
[2013.04.16追記] バンガード社のサイトにも掲載されています。
バンガード バンガードETF、ならびに米国籍投信経費率改定のお知らせ
[2014.05.01追記]
バンガードETF(VB、BND)がさらにエクスペンスレシオを引下げ
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