マネックス資産設計ファンドの資産配分変更にフラグが立った件
CATEGORYマネックス資産設計

マネックス資産設計ファンドは、国内外の株式・債券・REITの6資産に投資するバランスファンドです。
リスク水準を一定にするとのお題目で、毎年4月1日に資産配分比率を見直しています。
今月4月1日に資産配分比率を大きく変更しているため、内容を確認します。
マネックス資産設計ファンド 2013年4月配分変更
マネックス資産設計ファンド ファンドリポート (PDF)
2013年4月1日より基本資産配分比率を見直しました。
基本資産配分比率はイボットソン・アソシエイツ・ジャパン社の投資助言に基づき設定しております。
資産クラス | 基本資産配分比率 | ||
---|---|---|---|
前回まで | 4月より | 増減率 | |
日本株式 | 22% | 24% | +2% |
日本債券 | 30% | 28% | -2% |
先進国株式 | 14% | 21% | +7% |
先進国債券 | 23% | 10% | -13% |
日本REIT | 6% | 9% | +3% |
海外REIT | 5% | 8% | +3% |
旧資産配分 (2012年4月時点)
最新の資産配分 (2013年4月時点)
マネックス資産設計ファンドが株式比率を大幅UP
今回の資産配分変更は、先進国株式を7%UP、日本株式を2%、国内外REITをそれぞれ6%UP、先進国債券を-13%、日本債券を-2%に変えてきています。
(株式、REITクラスを15%上げ、債券クラスを-15%下げています)
マネックス資産設計ファンドの年一度の資産配分比率の推移は、マネックス資産設計ファンド 資産配分比率変更(2012年4月) でまとめています。
ご覧のように、ここ2年間は配分比率変更をを微調整にとどめています。
今回、リーマンショック前のファンド設定時から現在までで、先進国株式比率を21%と最高比率にしてきました。
リーマンショック後の株安円高の絶好の好機には、先進国株式を9%まで落としているので、ある意味逆指標ですばらしいです。
今までのパターンからすると、このあと株式クラスは下落し、来年4月に株式比率を下げてくる悪寒がしています。
過去の実績に基づいて細かく資産配分比率をいじるのはうまくいかない

Looking back / Visual Maintenance
リスク指標を一定水準にするという名目で毎年配分比率の変更を行っていますがどうみてもうまくいっていない(上昇した資産クラスの比率を高め、下落したら比率を下げる)のが、味わい深いファンドとなっています。
このファンドに投資している方はこれで本当に納得しているのかどうか疑問です。
また、新興国株式を含まない6資産インデックスファンド構成のバランスファンドに信託報酬0.9975%はかなり高いです。
結局のところ、過去の実績に基づいて細かく資産配分比率をいじるのはうまくいかないことが確認できるよい機会となっています。
バランスファンドは数多く選択可能ですが、配分比率はもちろん、方針やコストに十分気を付ける必要があります。
関連記事
[2014.04.13追記]
マネックス資産設計ファンド 基本配分比率を2014年4月に変更
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