2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

SMTインデックスシリーズ(2013年5月決算) 実質コストまとめ

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SMTインデックスシリーズ(旧STAMインデックスシリーズ)全9ファンドの運用報告書が更新されました。

SMTインデックスシリーズ(第5期2012年11月決算) 実質コスト でお伝えした実質コスト(信託報酬+その他費用の合計)を最新の値に更新します。



SMTインデックスシリーズ(2013年5月決算)第6期 実質コスト

SMTインデックスシリーズは過去に2回の信託報酬引き下げを行っています。
2012年4月に引き下げられた最新の信託報酬から実質コストを計算しました。


SMTインデックスシリーズ(2013年5月決算)実質コスト
 ファンド
2013年5月10日
 信託報酬(%) 信託報酬その他  前回の
実質コスト
実質コスト
 SMT 日経225インデックス 0.3885%24円 0円  0.39% 0.39%
 SMT TOPIXインデックス 0.3885%14円 0円  0.39% 0.39%
 SMT国内債券インデックス 0.3885%21円 0円  0.39% 0.39%
 SMTグローバル株式インデックス  0.525%18円 2円 0.58%0.58%
 SMTグローバル債券インデックス0.525%25円 2円 0.55%0.57%
 SMT新興国株式インデックス0.63%60円 25円 0.93%0.89%
 SMT新興国債券インデックス0.63%49円 9円 0.78%0.75%
 SMT J-REITインデックス
0.42%20円 1円 0.45%0.44%
 SMTグローバルREITインデックス
0.5775%28円 7円 0.75%0.72%




前回2012年11月決算時との実質コストの比較

SMTグローバル債券インデックスの実質コストがわずかに上がったほかは、新興国株式、債券クラス、国内外REITクラスの4資産クラスで低下しているのが素晴らしいです。

特に、SMT新興国株式インデックスの実質コストが前回の0.93%から0.89%とついに0.8%台まで下がったことは評価できます。




ただし6ファンドで初の分配金を出した分、税コストがかかっていることに注意

ただし今回の決算で、SMTインデックスシリーズは国内株式/債券クラスを除く6ファンドで設定来初の分配金を出しています。

SMTインデックスシリーズの2013年5月10日決算時の分配金
 ファンド 決算日の基準価額 分配金
 SMT 日経225インデックス 16059円0円 
 SMT TOPIXインデックス 9349円0円 
 SMT国内債券インデックス 11008円0円 
 SMTグローバル株式インデックス  10098円20円 
 SMTグローバル債券インデックス10965円20円 
 SMT新興国株式インデックス21924円20円 
 SMT新興国債券インデックス17993円20円 
 SMT J-REITインデックス
11157円20円 
 SMTグローバルREITインデックス
11998円50円 


購入時の基準価額にもよりますが、分配金を出した分だけ税コストがかかっていることは理解しておく必要があります。




実質コストとリターンの関係

実質コストは、その分確実にリターンを削ります。

競合の各インデックスファンド含め、運用自体は非常にきめこまかに指数連動するようになっています。
そのためよりコストの差がもろにファンドのリターンに効いてくる傾向があると考えています。

関連記事

 TOPIX連動インデックスファンドの実質コストと実績リターン比較
 日経225インデックスファンドの実質コストと実績リターン比較
 インデックスファンドの実質コストとリターン比較(先進国株式編)
 新興国株式インデックスファンドの実質コストと実績リターン比較
 先進国債券インデックスファンドの実質コストと実績リターン比較



この後、各インデックスファンドシリーズの資産クラス別に実質コストを比較している記事 SMT、eMAXIS、eシリーズ、Funds-i、年金積立等実質コスト比較 も最新のものに更新したら記事にします。

 [2013.06.12追記] 記事にしました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年6月)

 [2013.11.09追記] 実質コスト一覧表を更新しました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年11月)

 [2013.12.09追記] SMTインデックスシリーズの第7期決算の実質コストを計算しました。
 SMTインデックスシリーズ(2013年11月決算) 実質コスト更新表

 [2014.06.07追記]
 SMTインデックスシリーズ全14ファンドの実質コストまとめ

 [2014.12.09追記]
 SMTインデックスシリーズ全16ファンドの実質コストまとめ(2014年12月)


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COMMENTS

2Comments

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アフロ

No title

新興国株式クラスの下がり具合がすごいですねー
SMTがんばってますね。

  • 2013/06/12 (Wed) 10:34
  • REPLY

kenz

>アフロさん
SMTインデックスシリーズは2度も信託報酬を引き下げていますし、長期投資家向けに真摯に運用してもらえている良心的なファンドだと考えています。