2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

VWO(バンガードの新興国株式ETF) FTSEベンチマーク移行完了

CATEGORY新興国株式
株価指数ベンチマーク
Image: FreeDigitalPhotos.net


バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)は、バンガード 低コスト化に向け22ファンドのベンチマークを変更へ にてお伝えしたように、ベンチマークを、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスからFTSEエマージング・インデックスに移行中でした。

6月28日に移行が完全に完了したとのお知らせがバンガード社から出ています。



バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO) MSCI→FTSEベンチマーク移行完了

バンガード社 バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)ベンチマーク移行プロセス完了のお知らせ

米国籍のバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF (VWO) は、今年1月に開始したベンチマーク・インデックスの移行プロセス(MSCI→FTSE) を完了しましたので、お知らせいたします。
米国時間2013年6月28日より、VWOはFTSEエマージング・インデックスをベンチマークといたします。


FFTSEエマージング・インデックスは韓国の銘柄を含みません。
移行開始前のベンチマーク (MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス) では組入比率が15%あった韓国銘柄については、移行期間を通じてポートフォリオ組入比率を徐々に減らしました。


MSCIとFTSE 2つの新興国株式指数のベンチマーク構成国比較 でもお伝えしたように新ベンチマークであるFTSEエマージング・インデックスには韓国が含まれません。

VWOが15%あった韓国株を半年かけて大量に売却していた作業がようやく終わったとのことです。




ベンチマーク変更はコスト削減。投資家のリターン向上のため

VWOがベンチマークをMSCIからFTSEへ変更した目的は、長期的な経費の抑制を図りつつ、高品質のベンチマークを投資家へ提供するためです。


バンガードETF (VGK, VPL, VSS, VT, VWO)がさらにコスト引下げ でもお伝えしたように、VWOの現信託報酬は年0.18%です。
FTSEエマージング・インデックスが何かとコストがかかりやすい新興国株式指数であることを考えると驚異的な低コストです。
手間のかかるベンチマーク変更を敢行してでもぎりぎりまでコストを削減するバンガード社には敬服します。



バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)は、EXE-i新興国株式ファンドの投資対象の80%を占める海外ETFです。

VWOを直接購入していなくても、EXE-i新興国株式ファンドを持っている方や今後の購入を検討を検討されている方には影響が大きいです。

個人的には、むしろVWOに韓国が含まれていない方が人気が出るのではないかと考えています。
(仕事の関係で韓国に関わることがありますが、虚偽と身勝手の連続です。先進国昇格なぞ100年早いことを痛感させられます。)


対象ベンチマークの構成国比率を確認の上、ファンドを購入するようにしましょう。


関連記事

 [2013.07.15追記]
 FTSEエマージング・インデックスの国別構成比率(2013年2月)

 [2014.01.05追記]
 EXE-i新興国株式ファンドの国別構成比率(2013年11月末)
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