2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

金融庁 NISA口座での公社債・公社債投信の運用は当面不可

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Image: FreeDigitalPhotos.net


2014年1月から始まるNISA(日本版ISA)は未だ制度が固まっていない中、国債、地方債、社債などの公社債や円MMFなどの公社債投信のNISA口座での運用は当面先送りになったとのことです。


じゅん@さんの記事で知りました。
 公社債・公社債投信のNISA追加は先送りに後退 | 投信で手堅くlay-up!


NISAへの公社債・公社債投信選択を当面見送り

ロイター 公社債・公社債投信のNISA追加、当面見送りへ=関係筋

金融庁は、14年1月から始まるNISA(少額投資非課税制度)に、公社債・公社債投信を対象とすることを当面見送る。関係筋によると金融庁は、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の観点からリスクマネー供給の側面を重視し、実質的な元本保証性商品となる公社債・公社債投信は、NISAの対象になじまないと判断した。


当初は16年1月からNISAの対象に追加できるよう14年度の税制改正要望に盛り込む方針だったが、見送ることにした。将来的に公社債・公社債投信をNISAの対象に加えることは、継続して検討する。


ここでの公社債投資は、日本債券インデックスファンドなどではなく、円MMFなど実質的な元本保証商品のことです。
当初は2016年1月とNISA3年目から公社債や公社債投信も選択できる予定でしたが、見送りとなりました。
(公社債・公社債投信をNISAに追加すること自体は継続して検討)



NISAでの公社債運用も今後可能になることを期待

NISAをきっかけに初めて「投資」をする方も多いです。
NISAは非課税期間内に利益が出ていなければ何の恩恵も受けられないので、いきなりの個別株や株式ファンドなど値動きの大きいものへの投資に抵抗ある方は個人向け国債など元本保証の商品もNISAで利用できれば良いと考えていました。
(20%の税金もかからないため、利回りもその分高くなる)


NISAの非課税期間はいまだ恒久化されていないため、株式投資に慣れていない方が株式に全力投資後に大幅に下落する可能性もあります。
「やっぱり投資なんて損するだけ」となることのないよう、NISAでも個人がいろいろな商品を選ぶことができる環境を希望します。


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 [2013.09.16追記]
 モーニングスターの投信ブロガーへのNISAアンケート記事に掲載
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COMMENTS

3Comments

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名無し

No title

実質は公社債投信でも、名目上は株式投信なら、NISAの対象になるかもしれません

公社債投信であるグロゾブがNISAに対応する以上、可能性が高いように思えます
 人気投信、NISAに対応 分配せず非課税効果高める
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD0505I_Y3A700C1MM0000/
 「グローバル・ソブリン・オープン(資産成長型)」(愛称:グロソブN)の設定について
http://www.kokusai-am.co.jp/company/press/pdf/130927_03.pdf

また、SMT 国内債券インデックス・オープンは
有価証券報告書の課税上の取扱いでは、株式投資信託になっています
(他社債券インデックスも同様)
EDINTの有価証券報告書の第一部、第1の4(5)課税上の取扱いより
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/E01EW/BLMainController.jsp?uji.verb=W00Z1010initialize&uji.bean=ek.bean.EKW00Z1010Bean&TID=W00Z1010&PID=W1E63011&SESSIONKEY=1380351400011&lgKbn=2&pkbn=0&skbn=1&dskb=&askb=&dflg=0&iflg=0&preId=1&mul=SMT&fls=on&cal=1&era=H&yer=&mon=&pfs=4&row=100&idx=0&str=&kbn=1&flg=&syoruiKanriNo=S000E69F

こんな抜け道が存在していたら、知らない人は損をしていまいますので、
いっそう、公社債投信もOKにしてほしいです

  • 2013/09/28 (Sat) 17:48
  • REPLY

kenz

グロソブやSMT国内債券インデックスは名目上株式投信(ということで税率10%にしている)ので、今でもNISA対象と思っています。(ぜんぜん元本保証でないですし)

ここで書いたのは、円MMFなど今でも税率20%のファンドです。
MMFでも元本保証でなくて怖いという人をいっぱい見てきているので、そういう人にとってはNISAで買えるのはいいことだと思ったのですが見送りのようですね。

名無し

No title

返信ありがとうございます

そういうことでしたか
公社債という言葉で完全に誤解していました
長期公社債や、外国債はOKなんですね
ありがとうございます
株式投資しないといけないと、誤解している人が結構いるかもしれません

ブログ記事をよく読めば、そう書いてありました
無駄にコメントをして、すいませんでした

  • 2013/09/28 (Sat) 21:16
  • REPLY