金融庁 NISA口座での公社債・公社債投信の運用は当面不可

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2014年1月から始まるNISA(日本版ISA)は未だ制度が固まっていない中、国債、地方債、社債などの公社債や円MMFなどの公社債投信のNISA口座での運用は当面先送りになったとのことです。
じゅん@さんの記事で知りました。
公社債・公社債投信のNISA追加は先送りに後退 | 投信で手堅くlay-up!
ロイター 公社債・公社債投信のNISA追加、当面見送りへ=関係筋
金融庁は、14年1月から始まるNISA(少額投資非課税制度)に、公社債・公社債投信を対象とすることを当面見送る。関係筋によると金融庁は、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の観点からリスクマネー供給の側面を重視し、実質的な元本保証性商品となる公社債・公社債投信は、NISAの対象になじまないと判断した。
当初は16年1月からNISAの対象に追加できるよう14年度の税制改正要望に盛り込む方針だったが、見送ることにした。将来的に公社債・公社債投信をNISAの対象に加えることは、継続して検討する。
ここでの公社債投資は、日本債券インデックスファンドなどではなく、円MMFなど実質的な元本保証商品のことです。
当初は2016年1月とNISA3年目から公社債や公社債投信も選択できる予定でしたが、見送りとなりました。
(公社債・公社債投信をNISAに追加すること自体は継続して検討)
NISAをきっかけに初めて「投資」をする方も多いです。
NISAは非課税期間内に利益が出ていなければ何の恩恵も受けられないので、いきなりの個別株や株式ファンドなど値動きの大きいものへの投資に抵抗ある方は個人向け国債など元本保証の商品もNISAで利用できれば良いと考えていました。
(20%の税金もかからないため、利回りもその分高くなる)
NISAの非課税期間はいまだ恒久化されていないため、株式投資に慣れていない方が株式に全力投資後に大幅に下落する可能性もあります。
「やっぱり投資なんて損するだけ」となることのないよう、NISAでも個人がいろいろな商品を選ぶことができる環境を希望します。
[2013.09.16追記]
モーニングスターの投信ブロガーへのNISAアンケート記事に掲載
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