2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

野村インデックスファンドFunds-iシリーズ11ファンドの実質コスト

CATEGORYFunds-i
pen and calculator
Image: FreeDigitalPhotos.net



野村インデックスファンド(Funds-i)シリーズ全15ファンドのうち、11ファンドの運用報告書(2013年9月6日決算)がUPされました。

さっそく運用報告書記載の費用明細から実質コスト(= 信託報酬 + 売買コスト、保管費用等)を計算し、野村インデックスファンドFunds-i 全10ファンドの実質コスト更新を最新版に更新します。



野村インデックスファンド Fund-iシリーズの実質コスト (2013年9月6日決算11ファンド分)


野村インデックスファンド Fund-iシリーズの実質コスト(2013年11月版)
 ファンド 信託報酬(%) 信託報酬その他  前回の
実質コスト
実質コスト
 Funds-i 日経225 0.42% 51円 0円 0.42% 0.42%
 Funds-i TOPIX 0.42% 49円 0円 0.42% 0.42%
 Funds-i 国内債券 0.42% 44円 0円 0.42% 0.42%
 Funds-i 外国株式 0.5775% 77円 3円0.62%0.60%
 Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型0.5775% 20円 2円 - 0.64%
 Funds-i 外国債券0.5775% 69円 2円0.59%0.59%
 Funds-i 外国債券・為替ヘッジ型0.5775% - - - -
 Funds-i 新興国株式0.63% 65円 19円0.84%0.81%
 Funds-i 新興国債券0.63% 76円 41円0.85%0.97%
 Funds-i 新興国債券・為替ヘッジ型0.63% 75円 3円0.65%0.66%
 Funds-i J-REIT0.42% 60円 0円0.42%0.42%
 Funds-i 外国REIT
0.5775% 85円 13円0.67%0.67%
 Funds-i 外国REIT・為替ヘッジ型0.5775% - - - -
 Funds-i 海外5資産バランス0.63% - - - -
 Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型0.525% - - - -


Funds-i外国株式・為替ヘッジ型は今年5月7日よりFunds-iシリーズに新しく加わったファンドですが、わずか運用4か月で初の運用報告書が出ています。
実質コストは0.64%となりましたが、半年も経っていないので誤差が大きいことには注意です。

また、9月13日より新規に運用を開始した4ファンド(外国債券、外国REITの為替ヘッジ型や野村インデックスファンド・海外5資産バランス、野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型)はまだ運用報告書は未発行です。




Funds-i新興国株式の実質コストは0.81%の最低コストであることを高く評価


Funds-i外国株式は実質コスト低下

Funds-i外国株式インデックスの実質コストも0.60%と前回よりも低下しています。



Funds-i新興国株式も実質コスト0.81%とさらに低下

Funds-i新興国株式インデックスの実質コストはなんと0.81%まで下がりました。
Funds-i新興国株式は、低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年6月)にあるように、実質コストが新興国株式クラスの中で最も低い中、さらに下がったのは驚きです。
私も購入しているので、低コスト化はうれしい限りです。



Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型は実質コストほぼ変化なく優秀

また、Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型も実質コスト0.66%と前回とほとんど変化なくその他費用もかかっていないのはすばらしいです。
(為替ヘッジコストは、ベンチマークとするJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円ヘッジベース)(EMBI+)自体がヘッジコストを考慮済とFunds-iのページに書かれていますね)



Funds-i新興国債券は実質コストが大きく上昇

一方、Funds-i新興国債券は実質コストが0.85%から0.97%に上昇しました。
信託報酬76円に対し、保管費用等が41円もかかっており、実質コストは1%近いです。

新興国債券は、期待リターンの割にはコストがやたら高いのが気になります。



他の低コストインデックスファンドとの実質コスト比較記事はしばらくお待ちください

インデックスファンドは、コスト以外にベンチマークとの差異(トラッキングエラー)ももちろん重要ですが、コストは確実にリターンのマイナス要因です。

他の有力な低コストインデックスシリーズの実質コストを一覧表にした低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年6月)も別途最新版に更新します。

関連記事

 [2013.11.09追記] 実質コスト一覧表を更新しました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年11月)

 [2013.12.14追記]
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年12月)

 [2014.11.11追記]
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズの実質コスト(2014年9月決算)
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  • Funds-i 新興国債券ヘッジ型の実質コストは意外と優秀?(Nov.2013)
  • Funds-iも、やっと運用報告書が更新されました。 ↓ インデックス投資日記@川崎 『野村インデックスファンドFunds-iシリーズ11ファンドの実質コスト』 (実質コスト計算だけでなく、多岐にわたるエントリーはさすが老舗。) kenzさんに習って、自分も計算してまとめました。 自分が投資をしているFunds-i 新興国債券ヘッジ型は、この中では意外と優...
  • 2013.11.09 (Sat) 17:21 | 麻酔と世界分散投資?
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  • 2013.11.25 (Mon) 01:58 |