2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年11月)

カラーのグラフと水色のボールペン
Image: FreeDigitalPhotos.net


実質コストは、信託報酬だけでなく売買手数料や保管費用、監査費用などその他費用も合わせた合計コストです。
毎回変動するため、運用報告書記載の費用明細から算出する必要があります。

昨日お伝えした野村インデックスファンドFunds-iシリーズ11ファンドの実質コストを反映するため、低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年6月)を5ヶ月ぶりに最新版に更新します。



年金積立、SMT、eMAXIS、インデックスe、Funds-i、ニッセイ 実質コスト比較(2013年11月9日版)

各インデックスファンドシリーズの資産クラスごとに実質コストを比較しています。
各資産クラスごとに最も実質コストが低いものに淡桃色を付けています。
(運用報告書発行時期が異なるので同一条件ではないこと、費用明細表の1円未満は四捨五入されているため誤差はでることをご了承ください)


インデックスファンドの資産クラス別実質コスト比較表(2013年11月版)
 資産クラス  実質コスト(%)  
年金積立 SMT
(旧STAM)
 eMAXISeシリーズ
(旧CMAM)
Funds-i ニッセイ
 日経225 0.660.39
 0.43 -0.420.27
 TOPIX 0.65 0.39 0.42 0.390.42 0.54
 日本債券0.48 0.39 0.42 0.400.42-
 先進国株式 0.93 0.58 0.66 0.580.60 不明
(注2)
 先進国株式(為替ヘッジ)1.21 - - - 0.64 -
 NYダウ - - 不明
(注4)
 - - -
 先進国債券0.73 0.57
 0.64 0.560.59 不明
(注2)
 先進国債券(為替ヘッジ)0.72 - - -不明
(注1)
 -
 新興国株式 0.91 0.89 0.85 -0.81 -
 新興国債券1.53
 0.75 0.78 -0.97 -
 新興国債券(為替ヘッジ) - - - - 0.66 -
 日本REIT - 0.440.42 -0.42不明
(注3)
 先進国REIT - 0.72 0.71 -0.67 不明
(注2)
 先進国REIT(為替ヘッジ) - - - - 不明
(注1)
 -
 新興国REIT - -  不明
(注5)
 - - -
 全世界株式 - - 0.68 - - -
 8資産均等型 - - 0.59 - - -
 波乗り型 - - 0.59 - - -
 海外5資産バランス - - - - 不明
(注1)
 -
 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 - - - - 不明
(注1)
 -



関連記事

 各インデックスファンドシリーズの実質コスト詳細は、以下をご覧ください。

 年金積立インデックス全シリーズ 信託報酬と実質コストまとめ
 SMTインデックスシリーズ(2013年5月決算) 実質コストまとめ
 eMAXISインデックスシリーズ実質コストまとめ(2013年1月決算)
 (旧CMAM)インデックスeシリーズ最新実質コスト(2013年3月版)
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズ11ファンドの実質コスト




基本4資産クラスはSMTインデックスやインデックスeシリーズ、新興国株式やREITはFunds-iシリーズ

日本株式、日本債券、先進国株式、先進国債券は、SMTインデックスシリーズやインデックスeシリーズが実質コストが低く、新興国株式や国内外REITはFunds-iシリーズが最も実質コストが低いことには変化がありません。

コストが高くなりがちな新興国株式クラスでは、Funds-i新興国株式の実質コストが0.81%まで下がったのが一番の朗報です。




新たに登場した信託報酬が低いニッセイインデックスシリーズ、EXE-iシリーズにも期待

ニッセイ日経225インデックスファンド以外にも今年になって立て続けに<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド(信託報酬0.35175%)や<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.4095%)等3ファンドなど最も信託報酬が低いファンドを設定するニッセイインデックスシリーズの実質コストに期待が持てます。


また、純粋なインデックスファンドではありませんが、低コストで海外ETFに投資するEXE-i(エグゼアイ)シリーズの実質コストも知りたいところです。

投資家には次第に低コストでいろいろな資産に簡単に投資できるよい環境になってきました。



コストは確実にリターンをその分引き下げます

コストの高いファンドはそれだけ複雑な運用をやっているわけでは断じてありません。売買をするたびに確実に手数料がかかります。
もちろん複雑な運用をする=リターンが上がるわけではありません。

コストはその分確実にリターンを引き下げます。

これからも実質コストについては、各インデックスファンドの運用報告書が発行され次第、ブログ記事にてお知らせします。

今後も各ファンドの運用報告書が発行され次第、実質コスト比較表を更新します。


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 [2013.12.14追記]
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年12月)

 [2014.01.19追記] 年金積立インデックスシリーズの実質コストを更新しました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年1月)

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