低コストなファンド保有は効率的市場かどうか無関係に有利

インデックスファンドやETFをツールとして使うインデックス投資は、「低コスト」という利点が何より大きいです。
市場が効率化かどうかなんて全く無関係なところがポイントです。
私が資産形成にインデックスファンドやETFを使っているのは、低コストで保有できることが一番大きな理由です。
コストはその分確実にリターンを削ります。
もちろんインデックスファンドだったら何でも良いわけではなく、投資対象が幅広く分散されていて低コストなファンドであることが重要です。
ここでいう低コストとは、信託報酬のみだけでなく、実質コスト(信託報酬に加えて売買手数料や保管コスト等全て合わせたもの)が低いことです。
当然、アクティブファンドに比べて売買が少なくて済みがちなインデックスファンドの売買手数料が低く抑えられることを期待しています。
そのため、低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年1月)のような実質コストの記事ばかり書いています。
インデックス投資を理解するための6項目にも書いたように、市場が効率的かどうかに関係なく、低コストのインデックス運用は有利です。
効率的でない市場の場合に、自分だけは人より出し抜けると思うのはただの自信過剰(オーバーコンフィデンス)です。
(ちなみに資金が100万円あったらデイトレなら誰にも負けないとか思ってしまうのもただのオーバーコンフィデンス)
よって、本当は幅広く分散された低コストの低いアクティブファンドがあれば投資したいと常に思っています。
実際には、インデックス投資家が選ぶような特に低コストのインデックスファンドのコストを下回るアクティブファンドが登場する確率は、販売側が儲からないためかなり低いと考えており、望み薄です。
そのため、結果的にインデックスファンドやETFを使う手法を選択しています。
自分はインデックス投資家というよりは、徹底的な低コスト投資家だと思っています。
今までも持っていたファンドを利益確定のため売却も行っていますので、純粋なバイアンドホールド型の投資家ではありません。
利益確定したくなったら、好きな分だけ売却すれば良いのです。
経済は今後右肩上がりに発展するとは全く思っておらず、今後、戦争や大災害、大恐慌もあると考えています。
そんな私でも、低コストであるインデックス投資は有効に活用しています、
効率的市場かどうか議論したり考える暇があったら、とっととインデックスファンドを購入して、空いた時間にブログを更新したほうがよほど有益です。
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