主要資産の年間パフォーマンス(2006年-2013年)から考えること
CATEGORYベンチマーク推移

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日興アセットマネジメントのコラムに2006年から2013年の主要資産クラスの年間パフォーマンス一覧が載っていました。
約1年前の記事 各7資産クラスの2005年-2012年の年間パフォーマンスの確認を最新版に更新します。
<最終更新日: 2023年1月12日>
リンク切れ等修正しました。
主要7資産の年間パフォーマンス(2006年から2013年)
過去の好パフォーマンス資産から考える | 日興アセットマネジメント 楽読(ラクヨミ) ⇒リンク切れ

2012年に続き、2013年も2年連続で、上記の7資産クラスは全てプラスのパフォーマンスとなりました。
特に先進国株式(MSCIワールドインデックスなので日本も含む)は54.6%、日本株式も54.4%、日本REIT41.1%と海外だけでなく日本国内の資産クラスも良いパフォーマンスでした。
これは1年前の時にはもちろん予想できなかったことです。
「日本株式には期待できない」だの、「日本REITは仕組みに問題があるから投資対象外」という理由から投資対象外にしていた方は今回の上昇の恩恵は受けられませんでした。
当然、そんなことをとっくに織り込んだ上での株価推移なので、事前に上昇しそうな資産クラスを当てにいくのはタイムマシンがない限り無理です。
個人のリスク許容度に合わせて、国内外の幅広い資産に分散投資を行なうことが重要
過去の主要資産の年間パフォーマンスの推移を見ると、パフォーマンスの良い資産は一定ではなく、また、各資産の騰落には法則性もみられません。
そのため、中長期において運用成果を向上させるためには、好パフォーマンスをあげる資産を当てることに重きを置くのではなく、個人のリスク許容度に合わせて、国内外の幅広い資産に分散投資を行なうことが重要といえそうです。
上記は各7資産クラスの2005年-2012年の年間パフォーマンスの確認の時に引用した部分と全く同一ですが、大事なことなので再度取り上げます。
今年は2008年のリーマンショック時期のように全資産が強烈なマイナスのパフォーマンスになるかも知れません。
それでも投資から撤退することのないよう、特定の資産クラスや国、地域に偏ることなく十分な分散投資を心掛けることが必要です。
(と言っても、アジア不動産投資やワイン投資は入れなくて良いです。間に入ってる業者に手数料が落ちるだけ)
私の投資方針もこれまでと変わらず国際分散投資はもちろん、パフォーマンスをその分確実に削るコストをできるだけ抑えるため、低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年1月)にあるような低コストのインデックスファンドをメインに投資を継続します。
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