2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年3月)

Business Graph And Chart In Folder
Image: FreeDigitalPhotos.net


eMAXISインデックスシリーズ実質コストまとめ(2014年1月決算)インデックスeシリーズ全4ファンド実質コストまとめ(2014年3月)に合わせ、低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年1月)を最新版に更新します。

前回同様、資産クラス別の各インデックスファンドの信託報酬一覧表と実質コスト一覧表の2つを記載しました。



年金積立、SMT、eMAXIS、インデックスe、Funds-i、ニッセイ 信託報酬比較

各インデックスファンドシリーズの資産クラスごとに信託報酬を記載し、各資産クラスごとに最も低い信託報酬の箇所に淡桃色を付けています。

SMTインデックスシリーズにSMT アジア新興国株式インデックス・オープンが追加されたため、「アジア新興国株式クラス」を追加しました。


インデックスファンドの資産クラス別信託報酬比較(2014年3月)
 資産クラス  信託報酬(%)  
年金積立 SMT
(旧STAM)
 eMAXISeシリーズ
(旧CMAM)
Funds-i ニッセイ
 日経225 0.6510.3885
 0.42 -0.420.2625
 TOPIX 0.651 0.3885 0.42 0.38850.42 0.525
 JPX日経400- 0.3885----
 日本債券0.4725 0.3885 0.42 0.38850.42-
 先進国株式 0.882 0.525 0.63 0.5250.5775 0.4095
 先進国株式
(為替ヘッジ)
0.882 - - - 0.5775 -
 NYダウ - 0.525 0.63 - - -
 先進国債券0.7035 0.525
 0.63 0.5250.5775 0.399
 先進国債券
(為替ヘッジ)
0.7035 0.525 - -0.5775 -
 新興国株式 0.5775 0.63 0.63 -0.63 -
 アジア新興国株式 - 0.63 - - - -
 新興国債券0.546
 0.63 0.63 -0.63 -
 新興国債券
(為替ヘッジ)
 -0.63 - - 0.63 -
 日本REIT - 0.420.42 -0.420.35175
 先進国REIT - 0.5775 0.63 -0.5775 0.4725
 先進国REIT
(為替ヘッジ)
 - - - - 0.5775 -
 新興国REIT - -  0.63 - - -
 全世界株式 - - 0.63 - - -
 8資産均等型 - - 0.525 - - -
 波乗り型 - - 0.525 - - -
 海外5資産バランス - - - - 0.63 -
 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 - - - - 0.525 -




年金積立、SMT、eMAXIS、インデックスe、Funds-i、ニッセイ 実質コスト比較(2014年3月版)

ファンドには下記の信託報酬だけでなく、売買手数料や保管費用などの「その他費用」もかかります。
その他費用は変動するため事前にはわからず、信託報酬+その他費用を合わせた実質コストは運用報告書の費用明細から計算できます。

各インデックスファンドシリーズの資産クラスごとに実質コストを記載し、各資産クラスごとに最も実質コストが低いものに淡桃色を付けています。

運用報告書発行時期が異なるため完全には同一条件ではありません。
また新興国債券(為替ヘッジ)や先進国REITクラスのようにファンドのベンチマークが異なるものもあります。


インデックスファンドの資産クラス別実質コスト比較表(2014年3月版)
 資産クラス  実質コスト(%)  
年金積立 SMT
(旧STAM)
 eMAXISeシリーズ
(旧CMAM)
Funds-i ニッセイ
 日経225 0.660.39
 0.44 -0.420.27
 TOPIX 0.65 0.39 0.43 0.400.42 0.54
 JPX日経400 - 不明
(0.39+α)
 - - - -
 日本債券0.48 0.39 0.42 0.400.42-
 先進国株式 0.93 0.56 0.67 0.570.60 不明
(0.41+α)
 先進国株式
(為替ヘッジ)
1.28 - - - 0.64 -
 NYダウ - 不明
(0.53+α)
 1.54 - - -
 先進国債券0.72 0.56
 0.65 0.550.59 不明
(0.40+α)
 先進国債券
(為替ヘッジ)
0.74 不明
(0.53+α)
 - -不明
(0.58+α)
 -
 新興国株式 0.86 0.87 0.84 -0.81 -
 アジア新興国株式 - 1.04 - - - -
 新興国債券1.28
 0.76 0.75 -0.97 -
 新興国債券
(為替ヘッジ)
 -不明
(0.63+α)
 - - 0.66 -
 日本REIT - 0.420.50 -0.42不明
(0.35+α)
 先進国REIT - 0.69 0.74 -0.67 不明
(0.47+α)
 先進国REIT
(為替ヘッジ)
 - - - - 不明
(0.58+α)
 -
 新興国REIT - -  1.37 - - -
 全世界株式 - - 0.69 - - -
 8資産均等型 - - 0.60 - - -
 波乗り型 - - 0.58 - - -
 海外5資産バランス - - - - 不明
(0.63+α)
 -
 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 - - - - 不明
(0.53+α)
 -



関連記事

 各インデックスファンドシリーズの最新実質コスト詳細は、以下をご覧ください。

 年金積立インデックスシリーズ(2013年10-11月)実質コスト更新
 SMTインデックスシリーズ(2013年11月決算) 実質コスト更新表
 SMT アジア新興国株式インデックス・オープン 実質コスト計算
 eMAXISインデックスシリーズ実質コストまとめ(2014年1月決算)
 インデックスeシリーズ全4ファンド実質コストまとめ(2014年3月)
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズ11ファンドの実質コスト




SMTインデックスシリーズとFunds-iシリーズの2つが実質コストが低いものが多い傾向

SMTインデックスシリーズとFunds-iインデックスシリーズが各資産クラスの中で最も実質コストの低い場合が多く、両インデックスシリーズを使えば最も低コストで投資できます。

もちろん日経225クラスだとニッセイ日経225インデックスファンドが圧倒的に低コストであるなど資産クラス毎に例外はあります。
また実質コストは変動するため、定点観測が必要です。




信託報酬の圧倒的に低いニッセイインデックスシリーズにも期待

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンドなど圧倒的に信託報酬が低いニッセイインデックスシリーズにも注目です。

運用開始から日がたっていないために運用報告書が一度も発行されていませんが、信託報酬の低さから実質コストも低めになるのではと期待できます。

今後も各インデックスシリーズの運用報告書が発行され次第、実質コスト比較表を更新します。


関連記事

 [2014.05.04追記]
 EXE-iシリーズ含む低コストインデックスファンド7種の決算日一覧

 [2014.06.07追記]
 SMTインデックスシリーズ全14ファンドの実質コストまとめ

 [2014.06.08追記]
 実質コスト比較記事を最新版に更新しました。
 低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2014年6月)

 [2014.12.28追記]
 低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2014年12月)
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