2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

i-mizuho欧州株式インデックス 国別構成比率と組入上位10銘柄の確認

緑色のユーロマークのエンターボタン
Image: FreeDigitalPhotos.net



i-mizuho欧州株式インデックスは、ユーロストックス50指数をベンチマークとするヨーロッパ株式インデックスファンドです。

i-mizuhoインデックスシリーズの1つとして、2013年8月26日より運用が開始されました。
欧州株式ファンドとしては、信託報酬は年0.57%(税抜)と最も低いです。(もちろんノーロード(販売手数料無料))

最新の月報から、国別構成比率や組入上位10銘柄を確認します。



i-mizuho欧州株式インデックス ベンチマーク、国別構成比率と組入上位10銘柄(2014年6月30日)


ベンチマーク

ベンチマークであるユーロストックス50指数は、欧州12ヵ国の優良50銘柄で構成される時価総額加重平均型指数です。

欧州12ヶ国は、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、オーストリア、ベルギー、フィンランド、ギリシャ、アイルランド、 ルクセンブルク、ポルトガルです。

i-mizuho欧州株式インデックスは、ブラックロック社の海外ETFである iShares EURO STOXX 50 UCITS ETF (DE) (エクスペンスレシオ0.35%)に99%投資しているファンドオブファンズ形式のファンドです。




国別配分比率

i-mizuho欧州株式インデックス 国別構成比率(2014年6月30日)

フランスの35%、ドイツ31.2%の上位2ヵ国で約66%を占めます。
ドイツがヨーロッパでは時価総額が1位と思っていたのですが、ユーロストックス50指数ではフランスの比率の方が高いですね。




組入上位10銘柄


i-mizuho欧州株式インデックス 組入上位10銘柄構成比率
 銘柄 国 業種比率
 トタル フランス 石油 4.9%
 サノフィ フランス 医薬品 4.5%
 バンコ・サンタンデール スペイン 銀行 4.4%
 バイエル ドイツ 医薬品 4.1%
 シーメンス ドイツ 資本財 3.9%
 バスフ ドイツ 素材 3.8%
 ダイムラー ドイツ 自動車 3.3%
 アンハイザー・ブッシュ・インベブ ベルギー ビール 3.1%
 BNPパリバ フランス 銀行 2.7%
 アリアンツ ドイツ 保険 2.7%


トタルやバイエル、シーメンス、ダイムラーをはじめ、名だたる大企業が並んでいます。




欧州株式比率を高めにしたい場合は有効

先進国株式の代表的な指数であるMSCI-KOKUSAIインデックスをベンチマークとする先進国株式インデックスファンドやETFの場合、アメリカ株式比率が約60%もあり、欧州株式への投資比率はわずか約10%と低いです。

もう少し欧州株式比率を高くしたい場合は、補助的にi-mizuho欧州株式インデックスを購入するのもありでしょう。
ただ、i-mizuho欧州株式インデックスは、みずほ銀行とみずほ証券のみでしか販売されていません。

i-mizuhoインデックスシリーズ株式ファンド9本の実質コストまとめでお伝えしたように、運用開始から1年未満ということもあり実質コストは高めです。

また、償還日が2028年5月と有期限なのも気になります。

同じユーロストックス50指数をベンチマークとするヨーロッパ株式インデックスファンドである欧州株式指数ファンド(信託報酬0.66%)であれば、投資信託の残高によるポイント還元率の一番有利なSBI証券の他、楽天証券、カブドットコム証券でも取扱いされており、購入しやすいです。
ただし、欧州株式指数ファンドも償還日が2020年11月と期限付きなのが残念なところです。


(償還日が無期限の)低コストの欧州株式インデックスファンドは投資対象として需要があると考えていますが、なかなか良いファンドがありません。

欧州株式指数としては、ユーロストックス50指数の対象国に加えて、イギリス、スイス、スウェーデン株式も投資対象にするMSCIヨーロッパ指数が存在します。

MSCIヨーロッパ指数をベンチマークとする海外ETFのSPDR MSCI ヨーロッパ ETFは存在していますが、より少額から投資できるMSCIヨーロッパ指数連動のインデックスファンドの登場にも期待したいところです。
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COMMENTS

2Comments

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kim99

No title

投資をはじめたころ外国株を 米国株とヨーロッパ株と新興国に分けてポートフォリオを組みたかったのですが、、、ユーロ建てでドイツの市場に上場しているETFを買うしかないのかとあきらめていました。
日本のネット証券でドル建てで バンガードのETF VGKが買えることがわかって、NISA枠で購入しました。(ドル建てでヨーロッパに投資したいアメリカ人がいるのだろう。)
i-mizuho欧州株式インデックスだと円建てでヨーロッパに投資できるので、カブドットコムのフリーETFの SPDR500で米国株をもつと、円建てで米国株とヨーロッパ株をわけられるので、自分で調整できます。MSCIを目標としているフリーETFのMAXIS海外株式は値動きが、ほとんど読めないので、取引しやすいETFである意味があんまりないのでMAXIS海外株式への投資分をSPDR500と i-mizuhoにわけられると、S&P500は値動きがわかる(ダウ平均でもいい)ので、SPDR500での取引というか調整が増やせます。
iShares EURO STOXX 50 UCITS ETF (DE) はユーロ建で Frankfurt Stock Exchangeで取引しているようなので、これを購入する為のユーロ為替手数料や管理を考えると、 i-mizuho はいいかもしれない。SPDR® MSCI ヨーロッパ ETF (ERO FP)もユーロ建

  • 2014/07/27 (Sun) 14:02
  • REPLY

kenz

>kim99さん

ヨーロッパ株式を他地域とは別に購入したい場合もありますよね。
i-mizuho欧州株式インデックスはみずほ銀行、みずほ証券でしか取り扱っていないのが惜しいところです。