2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代

CATEGORY図書
コモディティ
The shape, colour and odour of beans / DFID - UK Department for International Development


「大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代」(ジム・ロジャーズ著)を読みました。


コモディティ投資

2003年初版の本ですが、本人は今後10年は株式ではなく商品の時代だとしてコモディティの上昇を予測し、最も投資手法として効率的と考える商品市場指数への投資を考えます。

従来のコモディティインデックスに適当なものがなく、自分でRICI指数を作り、その指数に連動するコモディティインデックスファンドを作ってしまう熱心さは立派です。

ただこの人ほどの資産規模になると発言自体で市場もある程度動かせたりするのでポジショントーク的な内容がかなりあります。

結局「コモディティは需要と供給のバランスのみで決まる。中国などの新興国の発展の速度に原油や穀物は供給量を急に増やせないから今の商品が割安な今買って高い時に売れ、時期はよく勉強していればわかるはず」というそれができたらみんなお金持ちといった内容になっています。



コモディティに投資しない理由

私は、主に以下の理由からコモディティへは投資していません。
(「コモディティへ投資」という表現自体に違和感を感じます。)


  • 株式・債券と異なり保有自体でインカムゲインを生まないコモディティはゼロサムゲーム。
    (コスト分いわばマイナスゲーム)

  • コモディティインデックスは、株式や債券インデックスと異なり限月のロールオーバーがあるため、指数に追随できない問題があること。

  • コモディティへ投資する低コストファンドがないこと。


ただ、コモディティの値動きが市場に影響を与えることは我々は十分経験しているので、投資をしていなくてもコモディティの価格動向をチェックしておくことは行うべきと考えます。






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 [2011.02.03追記]
 コモディティ投信、ETFの問題点 その1
 コモディティファンドをお勧めできない4つの理由
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