ゆうちょ銀行で3月よりDIAM世界好配当株式ファンド(毎月決算型)【愛称:ハッピーインカム】等の新規取扱いを開始

Wild duck / majras
ゆうちょ銀行が、3月から新規に4ファンド(先進国、新興国のそれぞれの株式、債券クラス)の取扱を開始するそうです。
投資信託の新商品の取扱開始について ~厳選された商品ラインアップでお客さまのニーズにお応えします~ (PDF)
取扱商品詳細: 商品概要 (PDF)を元にコストに関してにまとめてみました。
(※ 手数料は500万円未満購入時の表記です)
・先進国債券
三菱UFJ 先進国高金利債券ファンド(毎月決算型)【愛称:グローバル・トップ】
販売手数料 1.68%(※) 信託報酬1.155%
・新興国債券
ダイワ成長国セレクト債券ファンド(毎月決算型)【愛称:セレクト9】
販売手数料 1.68%(※) 信託報酬1.407%
・先進国株式
DIAM世界好配当株式ファンド(毎月決算型)【愛称:ハッピーインカム】
販売手数料 2.52%(※) 信託報酬1.155%
・新興国株式
新光サザンアジア株式ファンド
販売手数料 2.52%(※) 信託報酬1.365%

Bar finance / cnewtoncom
いうまでもなくアクティブファンドですが、販売手数料&信託報酬高すぎ かつ 3つが毎月分配型 と投資家側のメリットが見えません。
これらは、それぞれ eMAXISやSTAMの先進国債券、新興国債券、先進国株式、新興国株式インデックスファンドを購入すれば、同じ資産クラスに投資でき、しかも 販売手数料 ゼロ 信託報酬0.63%で済みます↓
(例えばeMAXISインデックスシリーズ参照)
同様なアセットクラスに投資するリスクを負うのなら、コスト考慮後のリターンが高い方が良いのに決まっています。
[2011.10.08追記]
各資産クラス毎の実質コスト最安インデックスファンドまとめ
また分配金を利息や利益と勘違いして「分配金の多いファンド」を探されている方を見かけます。
自分のお金を強制解約して手元に戻ってきているだけ(しかも、利益が出ている場合は税金が引かれてから戻ってきています)ですので注意してください。
#複利効果低減も問題ですが、税金が引かれるのが痛いです。
年配の方は年金以外に生活費補填としてキャッシュフローが必要という理由で毎月分配型を勧める評論家やFPもどきもいます。
年金と手元資金で生活費が不足するような人は、そもそもその虎の子の資金を投資してはいけません。
あくまで生活費とは別の余裕資金を投資すべき(毎月分配は当然不要)で、それ以外はリスク資産と分けて預金すべきです。
ゆうちょ銀行は無知な年配の人を主に狙っていますが、金融機関側にカモにされることなく我々投資家側が、しっかり知識を身につけ、自分達が良い商品を選ぶようにしていきたいものです。
[2011.10.08追記]
日経新聞記事 「不況を乗り切る家計術」
アクティブファンドに関する事実
[追記]
ゆうちょ銀行でeMAXISインデックスシリーズ取扱開始
[2014.10.08追記]
ゆうちょ銀行でSMTインデックスシリーズ2ファンドの取扱開始
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