個人向け国債は定期預金と違って1万円単位で売却できます
CATEGORY個人向け国債

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第2回インデックス投資オフ会@武蔵小杉にて、個人向け国債の話になった際、「個人向け国債は(定期預金と同様に)購入時の金額単位で中途売却する必要がある」と勘違いされている方がおられました。
個人向け国債は、購入1年経過後は(購入時の金額に無関係に)1万円単位で中途売却できます。
第2回インデックス投資オフ会@武蔵小杉の記事コメントや、メールフォーム欄にも「購入時の金額単位でしか中途売却できないと思っていた」との感想を複数いただいたため、改めて記事にします。
個人向け国債は1万円単位で中途売却可能
個人向け国債Q&A詳細 中途換金について | 財務省
Q.1 個人向け国債は、満期まで中途換金できないのですか。
A.1 全ての個人向け国債(「変動10年」、「固定5年」、「固定3年」及び「復興応援国債」)は第2期利子支払日(発行から1年経過)以降、原則としていつでも、口座を開設している取扱機関で、一部又は全部を中途換金することができます。
満期10年の個人向け国債(変動10年)でも、発行から1年後は「一部又は全部を中途換金」できます。
個人向け国債の場合、国債価格は通常の債券と異なり変動しないため、中途解約時も半年ごとの利子(税引後)を直近2回分払うだけで良いので、元本は割れない設計になっています。
Q.5 保有している個人向け国債の一部でも中途換金することができますか。
A.5 1万円単位で、一部でも中途換金することができます。
例えば100万円を定期預金にする場合、中途解約時は解約した定期預金は金利が低くなってしまうので20万円×5口といった一部解約できるように分割で組むことがあります。
(私もよくそうしています)
個人向け国債の場合は額面1万円の国債を何枚か購入することになるため、中途売却は(購入時の金額に無関係に)1万円単位で中途売却できます。
そのため、個人向け国債のキャッシュバックを利用する際も、一度に購入してOKです。(一月の間に分割しても意味なし)
定期預金と個人向け国債はヒャッハーな世界にならない限りどちらも元本保証ですが、商品性の違いを理解した上で、安全資産部分の運用としてどちらもうまく利用しましょう。
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