2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

上場インデックスファンド日本株式(1544)が純資産が少なく繰上償還へ

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Image: FreeDigitalPhotos.net


MSCIジャパンインデックスをベンチマークとするETFとして2010年7月に東証に上場した上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン)(1544)が繰上償還の審議に入ることとなりました。

このまま決議されると今年の7月8日が償還日となります。



上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン)」 繰上償還へ

 「上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン)」繰上償還および重大な約款変更に係る書面決議 | 日興アセットマネジメント (PDF)

「上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン)」(以下、当ETFといいます。)(証券コード:1544)におきまして、信託約款に定める「運用の基本方針」に則った運用の継続が困難な状況にあると判断したため、繰上償還および重大な約款変更(以下、付随する約款変更といいます。)を行なうべく、書面決議の手続きを予定しております。


弊社では、当ETFの純資産総額が減少していることから、当ETFは「運用の基本方針」に規定された対象インデックスへの連動性を維持した運用の継続が困難な状況にあると考え、当ETFを繰上償還することが受益者にとって有利と判断いたしました。



純資産総額の減少でインデックス運用も難しいとのことで、ETFの繰上償還が審議されます。


ETFも純資産総額が少ないとファンド同様に繰上償還される危険があるという事例です。

ETFの中には出来高も少なく、日によっては売買成立なしのような存在価値がうすい銘柄もあります。
出来高や純資産総額の少ないETFは市場価格と理論価格のかい離が大きいものもあり、資産運用には不向きです。

7月8日が償還日ですが、上場廃止となったスカイマークなどと違って、ETFの基準価額は1円に近づくわけではなく、現物の裏付けがあるため時価で売買できます。

ただ6月6日以降は当ETFを購入できなくなるとのことで、市場価格と理論価格のかい離も大きくなりがちです。
保有している方は早目に売却したほうが(出来高少ないですが・・)良いでしょう。

ETFの銘柄数ばかり追い求めるのではなく、資産形成のコアにできるETFを上場させてほしいです。


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