2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株など4本のETFも繰上償還へ

CATEGORY日本株式
下落グラフ

上場インデックスファンド日本株式(1544)が純資産が少なく繰上償還へでお伝えした以外の日興アセットが運用する日本株式ETF4ファンドも繰上償還の審議に入ることになっています。

対象ETFを確認します。



繰上償還審議となる日興アセットの日本株ETF 5本

以下が上場インデックスファンド日本株式(1544)を含め同じ時期に繰上償還審議となる5本のETFです。


繰上償還審議となる日興アセットの日本株ETFの信託報酬
 繰上償還審議となるETF コード 信託報酬(税抜)
 上場インデックスファンドTOPIX100日本大型株 1316 0.20%
 上場インデックスファンドTOPIX Mid400日本中型株 1317 0.50%
 上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株 1318 0.50%
 上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン) 1544 0.16%
 上場インデックスファンド日経中国関連株50 1556 0.40%



上場インデックスファンドTOPIX100日本大型株

TOPIX構成銘柄のうち、時価総額および流動性の高い100銘柄を対象とする)TOPIX100をベンチマークとするETFです。
通常のTOPIX-ETFに比べわざわざ大型株限定の投資対象では使いようがありません。



上場インデックスファンドTOPIX Mid400日本中型株

(TOPIX構成上位銘柄のうち、TOPIX100構成銘柄に含まれない400銘柄を投資対象とする)TOPIX Mid400をベンチマークとするETFです。

上場インデックスファンドTOPIX100日本大型株よりもどう利用すればよいか意味不明のETFです。
信託報酬が年0.50%と高いのも欠点。



上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株

(TOPIX構成上位銘柄のうち、TOPIX500構成銘柄に含まれない小型株を投資対象とする)TOPIX SmallをベンチマークとするETFです。

小型株効果を狙うためには、投資対象としてはこの中では一番まともです。

上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株(1318)を持っている方もおられると思いますが、信託報酬が0.50%と高く、流動性のなさのため台無しのETFでした。

売買高が無さすぎ、早めの売却も苦労しそうです。



上場インデックスファンド日経中国関連株50

(中国で積極的に事業展開を進める国内上場企業50銘柄を投資対象とする浮動株調整時価総額比率の)日経中国関連株50をベンチマークとするETFです。

これもアセットアロケーションにどう組み込めというのかと使い勝手に困るETFです。




資産運用のコアとして使えるETFが欲しい

どう利用してよいかわからないETFの本数を揃えても意味がなく、今回のように繰上償還方向になっては運用会社も投資家も誰も得しません。

実現は難しいとは思いますが、世界株式ETF、世界債券ETF新興国株式ETFなどコアとして使えるETFの登場に期待しています。


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 [2015.09.21追記]
 繰上償還までETFを保有するとNISA口座や特定口座のメリットを生かすには確定申告が必要
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