2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

BRICs株式インデックス・ファンドがアクティブファンドであるBRICsエクイティ・ファンドに変更

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ブラジル
Image: FreeDigitalPhotos.net


BRICs株式インデックス・ファンドは、MSCI BRICインデックスをベンチマークとし、ブラジル、ロシア、インド、中国の株式に投資するインデックスファンドです。

先月2015年4月23日に約款が変更され、なんとインデックスファンドではなくアクティブファンドになってしまいました。


<最終更新日: 2022年6月17日>


BRICs株式インデックス・ファンドがアクティブファンドに運用方針を変更




以下に記事で知りました。
 GDP比率そのままで各国に投資しない理由 | 基本、消極的な日々

また、BRICs株式インデックス・ファンドの方はちょうどこの4月に「本ファンドの純資産総額の低迷により」「約款変更後はアクティブ運用」となる(ための「信託約款の変更に係る書面決議」を行う)とのこと。
純資産総額が少ないと費用がかさんだり、繰上償還されてしまうことがある、というのは知っていましたが、インデックスファンドがアクティブファンドになってしまう、ということには驚きました。


純資産総額の低迷により、インデックス運用ではなくアクティブ運用にすることもあるのはびっくりです。



「BRICs株式インデックス・ファンド」信託約款の変更のお知らせ | ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社 (PDF)

効率的な運用を図るため運用方針を変更し、指定投資信託証券を変更します。なお、約款変更後はアクティブ運用を行い、参考指標とするMSCI BRICインデックス(米ドル・ベース)を上回る投資成果を目指すファンドとなります。



運用方針の変更(インデックスファンド→アクティブファンド)に伴い、ファンド名もBRICs株式インデックス・ファンドから「BRICsエクイティ・ファンド」に変更されています。




BRICsエクイティ・ファンド (旧 BRICs株式インデックス・ファンド)は高コストファンド

  • ファンド名: BRICsエクイティ・ファンド 

  • 信託報酬: 1.7864%(税込)

  • 参考指数: MSCI BRICインデックス

  • 販売手数料:2.5%(税抜)

  • 信託財産留保額: なし

  • 販売会社: 三菱UFJ信託銀行のみ



  • ファンドオブファンズ形式のため、信託報酬も二重にかかり、販売手数料も2.5%(税抜)の超高コストファンドです。

    アクティブファンドに運用方針を変更した理由は明確に記載されていませんが、これだけコストがかかり、しかも販売会社が三菱UFJ信託銀行のみでは純資産総額(3月末時点で約10.9億円)も低迷することは予想できます。

    インデックスファンドからアクティブファンドへの変更で信託報酬に変更はない模様ですが、売買高比率の増加などの影響で実質コスト増加の可能性もあります。

    今時、BRICsとは流行らない言葉になってしまっており、時代遅れな感がしますが、「インデックスファンドがアクティブファンドになることもある」ということをお伝えしたかったため記事にしました。

    新興国株式は値動きが激しく、特定国、地域にこだわらず、幅広く分散投資することは必須と考えます。
    基本的には、Funds-i新興国株式インデックスのような低コストの新興国株式インデックスファンドへの投資で十分でしょう。
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