2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

MSCIワールド・インデックス 国別、業種別構成比率、組入上位銘柄等のまとめ

CATEGORY先進国株式
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日本を含む先進国23ヵ国の株式指数であるMSCIワールド・インデックスの国別構成比率や業種別構成比率、組入上位10銘柄の構成比率を確認します。

<記事新規作成日: 2015年5月3日。 最終更新日: 2023年1月16日>


MSCIワールド・インデックス (MSCI World Index)




MSCI指数としてのMSCIワールド・インデックスの位置付け

MSCIワールド・インデックスは、日本を除く海外先進国株式指数であるMSCIコクサイ・インデックスと、日本株式指数であるMSCIジャパンインデックスを、約94%:6% の比率(2022年12月30日時点)で合わせたものになります。

MSCIワールド・インデックスの位置付け
 全世界株式 地域 投資国指数 指数
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) 先進国
23ヶ国
日本 MSCIワールド・インデックスMSCIジャパンインデックス
海外先進国
22ヵ国 
MSCIコクサイ・インデックス
新興国24ヶ国 MSCI エマージング・マーケット・インデックス 
 -フロンティア国28ヶ国MSCIフロンティア・マーケット・インデックス
 -投資不可能国13ヶ国MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックス


先進国株式指数としては、日本を含まないMSCIコクサイ・インデックスの方が有名で、外国株式に投資するファンドやETFのベンチマークとして用いられています。



またMSCIワールド・インデックスの下位の指数には、例えば先進国のタバコ会社のみを投資対象とするMSCI World Tobacco Index(MSCI世界タバコ指数)等があります。



MSCIワールド・インデックス 概要

 MSCI World Index ファクトシート (英語版PDF)

The MSCI World Index captures large and mid-cap representation across 23 Developed Markets (DM) countries. With 1,508 constituents, the index covers approximately 85% of the free float-adjusted market capitalization in each country.


MSCIワールド・インデックス(MSCI World Index)は、日本を含む先進国23ヶ国の(REITを含む)大型・中型株計1508銘柄で構成される先進国株式指数です。

配当利回りは年2.21%です(共に2022年12月30日時点)
各銘柄の指数構成比率は、浮動株調整時価総額比率であり、市場全体の時価総額の約85%以上をカバーしています。




MSCIワールド・インデックス 国別構成比率

2022年12月30日時点の国別構成比率は以下の通りです。

MSCIワールド・インデックス 国別構成比率

MSCIワールドの国別構成比率
 国 構成比率
 米国 68.01%
 日本 6.26%
 イギリス 4.36%
 カナダ 3.45%
 フランス 3.38%
 その他18ヶ国(オーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、ドイツ、香港、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス) 14.54%


世界の先進国の富の分布はおおざっぱにこの割合というイメージです。
米国が約68%を占め圧倒的に比率トップです。日本が約6%で2位につけています。



MSCIワールド・インデックス 業種別構成比率

2022年12月30日時点の業種別構成比率は以下の通りです。

MSCIワールド・インデックス 業種別構成比率

MSCIワールド・インデックスの業種別構成比率
 業種 構成比率
 情報技術 20.17%
 ヘルスケア 14.55%
 金融14.32%
 資本財・サービス 10.68%
 一般消費財・サービス 9.97%
 生活必需品 7.91%
 コミュニケーション・サービス6.39%
 エネルギー 5.66%
 素材4.49%
 公益事業 3.20%
 不動産2.67%




MSCIワールド・インデックス 組入上位10銘柄の構成比率

2022年12月30日時点の組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

 銘柄 国 構成比率
 アップル (Apple) 米国 4.18%
 マイクロソフト 米国 3.41%
 アマゾン (Amazon) 米国 1.54%
 アルファベット A(Google 議決権あり) 米国 1.06%
 ユナイテッドヘルス  米国 0.99%
 アルファベット C(Google 議決権なし) 米国 0.99%
 ジョンソンエンドジョンソン(J&J) 米国0.93%
 エクソンモービル 米国 0.92%
 バークシャーハサウェイ 米国 0.81%
 JPモルガン 米国 0.79%


MSCIコクサイ・インデックスの上位銘柄と同じ米国の巨大企業がずらりと並びます、




MSCIワールド・インデックスに占める日本株式比率

MSCIワールド・インデックスに占める日本株式は6%程度です。

新興国株式市場も含む全世界株式指数であるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスの日本株組入比率も5.5%程度と世界全体に占める日本株式比率は大きくありません。(これでも日本はアメリカに次ぐ2位の規模です)

国際分散投資の際、日本株投資比率が高くなり過ぎないよう意識しながらアセットアロケーションを決める必要があります。



MSCIワールド・インデックスをベンチマークとするファンドや国内ETF

MSCIワールド・インデックスをベンチマークとするファンドはありませんが、参考指数とするファンドとしては、アクティブファンドであるiTrust世界株式があります。

MSCIワールド・インデックスをベンチマークとするETFとしては、以下があります。

 MSCIワールド指数ETF ベンチマーク 信託報酬(税抜) 
 UBS ETF 先進国株(MSCIワールド)(1394)  MSCIワールド・インデックス(ネットリターン) 0.30%
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COMMENTS

2Comments

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いーちゃん

ありがとうございました

御礼が遅くなり大変申し訳ございません。拙ブログでこちらの記事を引用させていただきました。非常に勉強になりました。ありがとうございました。
これからも、こちらのブログの記事を楽しみに読ませていただきます。

  • 2015/05/07 (Thu) 23:47
  • REPLY

kenz

Re: ありがとうございました

>いーちゃんさん
記事URLご紹介ありがとうございました。
少しでもお役に立てましたら幸いです。

トラックバックいただければ承認いたします。

今後ともよろしくお願いいたします。