2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

「全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」は初心者からマニアまで参考になります

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全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド


「全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」 ((山崎元さん、水瀬ケンイチさん共著)を読みました。
2010年末に出版された「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」の4年版振りの全面改定版として6月12日に発売されました。




全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイドを読んだ感想

共著のお一人であり、ブログ 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)を運営されている水瀬ケンイチさんには当ブログと相互リンクいただいており、ネット上でもリアルでも大変お世話になっています。

6月12日の発売日に、近所の本屋3件目で無事発見、購入しました。



2010年末発売の「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」から情報は、ファンド名含め全て最新情報に書き換えられ、追加情報も多いです。

答えが一つに決まっているわけではない箇所(例えば生活防衛資金は何か月程度持つべきか等)は、以前は別章になっていたのが、今回は山崎さんと水瀬さんで意見が併記される形になっています。

内容はざっくりと、「インデックス投資って結構良いのでは」と思える本だと思います。




ファンドラインナップがほんとの最新で気持ちが良い

今月発売だけあって、本の中で紹介される各資産クラス毎の低コストのインデックスファンドやETFも最新版になっています。

先進国株式インデックスファンドはニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.39%)が、TOPIXインデックスファンドは、2015年4月末から運用が開始されたばかりのニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬0.29%)が取り上げられており、気持ちが良いです。




指数やインデックス投資の基本も要点が整理されている

日本株式指数であるTOPIXと日経平均の違いインデックス投資が市場の効率性と関係なく有利であること、さらに隠れコスト(=実質コスト)の確認も重要であることが詳しく書かれています。

インデックス投資の基本となる低コストや分散についての重要性含め基本も広く網羅されています。




マニア向けの特別付録である日興アセット今井さん(ETFセンター長)との対談内容に俺歓喜

インデックス投資について基本を良くご存知の方でも、ここまでは知らないはずというレベルの内容が特別付録としてついています。

  • インデックスファンドとETFのそれぞれのファンドマネージャーがやることの違い。

  • ETFの信託報酬がインデックスファンドより低くできる理由。

  • 上場MSCIコクサイ株(1680)の先物を含めた運用方法詳細、リターンについて。


私も水瀬さんと、日興アセット今井さんにETFについて以下のように細かいお話をお聞きしたことがありますが上記内容まではいずれも知らず、大変面白かったです。

 上場MSCIコクサイ株(1680)、上場MSCIエマージング株(1681)について |  日興アセットETF勉強会
 ETFのタコ足分配はありなのか、分配金自動再投資の仕組みは? | 日興アセットのETF勉強会
 上場MSCIコクサイ株が分配金を出した訳 日興アセット勉強会

 



ぜひご一読をお勧め

また、インデックス投資家たちのブログとして、著名ブログと共に当ブログも紹介いただいていており恐縮の一言です。

投資や株価を追いかけることが特に趣味でもない方、昼は仕事をしていてお忙しい方には、インデックス投資は資産運用の有力な候補になることがよく分かる本です。

書かれている具体的な内容はぜひ本をお読みください。

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