2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

野村インデックスファンドFunds-iシリーズ全16ファンドの実質コスト(2015年9月決算)

CATEGORYFunds-i
地球儀とお金

野村インデックスファンド Funds-iシリーズ全16ファンド(9月7日決算)の運用報告書がUPされました。

運用報告書記載の費用明細から実質コスト(= 信託報酬 + その他費用)を計算し、野村インデックスファンドFunds-iシリーズ16ファンドの実質コストを最新の数値に更新します。




野村インデックスファンド Funds-iシリーズの実質コスト (2015年9月7日決算)

Funds-iインデックスシリーズ16ファンドは2015年9月に決算を迎え、全て分配金は0円でした。

運用報告書記載の費用明細から計算した実質コストを下記の一番右の列に書きました。(薄桃色部分)



野村インデックスファンド Fund-iシリーズの実質コスト(2015年11月版)
 ファンド 信託報酬(税抜)信託報酬 その他 前回の実質コスト(税抜) 実質コスト(税抜)
 Funds-i 日経225 0.40% 84円 3円 0.41% 0.41%
 Funds-i TOPIX 0.40% 80円 1円 0.40% 0.40%
 Fund-i JPX日経400 0.40% 54円 4円 0.40% 0.43%
 Funds-i 国内債券 0.40% 47円 0円 0.40% 0.40%
 Funds-i 外国株式 0.55% 131円 6円 0.58% 0.58%
 Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型0.55% 75円 7円 0.58% 0.60%
 Funds-i 外国債券0.55% 93円 2円 0.56% 0.56%
 Funds-i 外国債券・為替ヘッジ型0.55% 65円 9円 0.62% 0.63%
 Funds-i 新興国株式0.60% 88円 30円 0.81% 0.80%
 Funds-i 新興国債券0.60% 87円 20円 0.72% 0.74%
 Funds-i 新興国債券・為替ヘッジ型0.60% 77円 3円 0.62% 0.62%
 Funds-i J-REIT0.40% 92円 1円 0.41% 0.40%
 Funds-i 外国REIT
0.55% 137円 20円 0.61% 0.63%
 Funds-i 外国REIT・為替ヘッジ型0.55% 74円 36円 0.96% 0.82%
 Funds-i 海外5資産バランス0.60% 84円 13円 0.69% 0.69%
 Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型0.50% 65円 7円 0.58% 0.55%





野村インデックスファンド Funds-iシリーズの実質コストは去年と概ね変化なし

前回2014年9月決算時の実質コストとそれほど変わらない中、私も新興国株式クラスの主力として利用しているFunds-i新興国株式インデックスの実質コストが年0.81%から年0.80%に低下しています。

コストはリターンをその分だけ確実に削ります。

低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較にあるように、Funds-i新興国株式インデックスが最も実質コストの低い新興国株式インデックスファンドです。

野村インデックスファンドFunds-iシリーズは目立った動きもありませんが、Funds-i新興国株式インデックスなど良質のファンドもあります。

さすがに資産クラスによっては、超低コスト化路線のニッセイインデックスシリーズ三井住友DCインデックスシリーズには信託報酬差が大きいため、今後の運用はもちろん、信託報酬引き下げも検討してほしいところです。


低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較にも今回のFund-iシリーズの実質コストを反映しておきました。
よろしければぜひご覧ください。


関連記事

 [2016.07.24追記]
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズ全18ファンドのコスト、ベンチマーク一覧(2016年7月)

 [2016.11.11追記]
 実質コスト情報を更新しました。
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズ 16ファンドの実質コスト(2016年9月決算)
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COMMENTS

4Comments

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コスト研究科

いまさら必要ないシリーズ

もう、野村のコストがどうのこうのはいいよ。
ニッセイが下げたから、いまさらこんなシリーズはくだらない。

  • 2015/11/14 (Sat) 08:33
  • REPLY

kenz

訪問してくる必要なし

>コスト研究科さん
野村インデックスシリーズは16ファンドあり、ニッセイインデックスシリーズ9ファンドや三井住友DCインデックスシリーズ4ファンドにはない資産クラスも含まれます。

特にFunds-i新興国株式インデックスは、ニッセイにはそもそもないアセットクラスになく、三井住友DCよりも低い実質コストです。
そこだけでもチェックの意味はあると考えます。

くだらないと思えば、当ブログに来なければよいだけのことです。
それよりも、もうちょっと口のききかたに気をつけた方がよいでしょう。失礼すぎます。

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No title

新興国株式は悩みますよね。

Funds-iの他にEXE-iや1582(ETF)も良いので
結局三つとも保有している状態に

kenz

Re: No title

(まともな)コメントありがとうございます。

新興国株式クラスは、実質コストやトラッキングエラーのファンド差が大きく、単純に信託報酬だけでは比較できないのがなやみどころですね。

インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式が信託報酬だけなら年0.54%と最も低いのですが、実質コストも高くトラッキングエラーも大きいです。

実質コスト等継続チェックはだからこそ必要と考えています。