2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

eMAXIS 米国リートインデックス、eMAXIS 欧州リートインデックス、eMAXIS 豪州インデックスがeMAXISインデックスシリーズに新規追加へ

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ビル群

eMAXISインデックスシリーズに、米国リート、欧州リート、豪州リートの地域別リート(不動産投資信託)インデックスファンド3つが2016年1月29日に追加されます。

いずれもノーロードで、信託報酬0.60%(税抜)、信託財産留保額はありません。



eMAXISインデックスシリーズに地域別リートインデックス3ファンドが1月29日より追加

 『eMAXIS 米国リートインデックス』『eMAXIS 欧州リートインデックス』『eMAXIS 豪州リートインデックス』募集・設定について | 三菱UFJ国際投信 (PDF)

この度、三菱UFJ国際投信は『eMAXIS 米国リートインデックス』『eMAXIS 欧州リートインデックス』『eMAXIS 豪州リートインデックス』を新規に設定いたしますので、お知らせいたします。






eMAXIS 米国リートインデックス、eMAXIS 欧州リートインデックス、eMAXIS 豪州インデックスのコストやベンチマーク

追加される3ファンドのコストやベンチマーク等主要情報は以下の通りです。


eMAXISインデックスシリーズ 地域別リートインデックス3ファンド
 ファンド 信託報酬(税抜)(%) 購入手数料 信託財産留保額 ベンチマーク 決算日
 eMAXIS 米国リートインデックス 0.60% なしなし  S&P米国リートインデックス(配当込み) 1月26日
 eMAXIS 欧州リートインデックス 0.60% なしなし S&Pヨーロッパリートインデックス(配当込み) 1月26日 
 eMAXIS 豪州リートインデックス 0.60% なしなし S&P/ASX 200 A-REITインデックス(配当込み) 1月26日 



日本を除く先進国リート全体を投資対象とするeMAXIS 先進国リートインデックスと同じ信託報酬(=年0.60%)です。
いずれも1月29日よりSBI証券楽天証券にてノーロードで販売されます。



eMAXIS 米国リートインデックス

eMAXIS 先進国リートインデックス等一般的な先進国リートインデックスファンドのベンチマークであるS&P先進国REIT指数(除く日本)の国別構成比率は以下の通りです。(2015年8月31日時点)

 インデックス早わかり S&P先進国REIT指数(除く日本) | 三菱UFJ国際投信



上記にあるように、S&P先進国REIT指数(除く日本)に占めるアメリカリート比率は70%超を占めており、その部分がS&P米国リートインデックスになります。

米国リートインデックスファンドとしては、既にインデックスファンド US リート(毎月分配型)(信託報酬0.7%)とSMT 米国REITインデックス・オープン(信託報酬0.55%)があります。

eMAXIS 米国リートインデックスの信託報酬が0.60%なので、税金分不利な毎月分配型であるインデックスファンド US リート(毎月分配型)よりはましですが、SMT 米国REITインデックス・オープンの方が信託報酬が0.55%と低いです。

SMT 米国REITインデックス・オープンのベンチマークは、eMAXIS 米国リートインデックス同様、S&P米国リートインデックス(配当込み)ときちんと配当込み指数となっています。

ただ、S&P先進国REIT指数(除く日本)の70%超を占める米国リートにさらに重点投資する必要性は薄く、ニッチなリートインデックスファンドです。




eMAXIS 欧州リートインデックス

S&Pヨーロッパリートインデックス(配当込み) をベンチマークとする欧州リートインデックスファンドです。
欧州リートインデックスファンドとしては、S&Pヨーロッパリートインデックスをベンチマークとするインデックスファンド欧州リート(毎月分配型)(信託報酬0.7%)がありますが、eMAXIS 欧州リートインデックスの方が信託報酬0.6%と低いです。

S&P先進国REIT指数(除く日本)は、米国リート比率が高いため、もう少し欧州リートに比重を増やしたいと思われる方は興味のあるファンドになりそうです。




eMAXIS 豪州リートインデックス

eMAXIS 豪州リートインデックスは、S&P/ASX 200 A-REITインデックス(配当込み)をベンチマークとする初の豪州リートインデックスファンドです。

S&P/ASX 200 A-REITインデックスは、豪州株式市場の値動きを示す指数の1つであるS&P/ASX200指数の中の、リート部分を取り出したサブ指数です。
指数構成銘柄はわずか17銘柄です。

 参考: S&P/ASX 200 Aリート指数(豪ドル) | S&P ダウ・ジョーンズ指数


S&P/ASX 200 A-REITインデックスをベンチマークとする国内ETFとしては、上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)(1555)(信託報酬0.45%)がありますが、同指数の配当込みをベンチマークとするインデックスファンドとしてはeMAXIS 豪州リートインデックスが初となります。

ただ、日本を除く先進国リート全体に占めるオーストラリアリートの時価総額比率はわずが約7.7%です。
積極的にオーストラリアのリートへの投資比率を増やす理由はあまりなく、購入する場合も資産配分比率に占める海外リートの中のほんの一部になりそうです。




eMAXISインデックスシリーズに地域別リートインデックス3ファンドが1月29日より追加

eMAXISインデックスシリーズは、eMAXISプラス コモディティインデックスeMAXIS JAPAN クオリティ150インデックス、そして今回の米国、欧州、オーストラリアの各リートインデックスファンドと、ニッチな品揃えを揃える戦略をとっています。

最近のニッセイインデックスシリーズ三井住友DCインデックスシリーズたわらノーロードシリーズ、そしてインデックスeシリーズも加わった超低コスト競争とは一線を介した戦略をとっていることがわかります。

個人投資家のアセットアロケーションで一般的に大きな比率を占める先進国株式や日本株式クラスのファンド、またはバランスファンド以外ではどうしても投資比率が低く、ニッチな資産クラスのファンドではなかなか純資産が増えない危惧があります。

eMAXISインデックスシリーズは、今後も低コスト化競争には参加せず、独自のラインナップ拡充で行くのかどうかは興味のあるところです。
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  • eMAXISから米国・欧州・豪州REITインデックスファンドが登場します
  • 三菱UFJ国際投信が運用するeMAXISシリーズに、米国・欧州・豪州のREIT(不動産投資信託)に投資するインデックスファンドが2016年1月29日に登場します。 『eMAXIS 米国リートインデックス』『eMAXIS 欧州リートインデックス』『eMAXIS 豪州リートインデックス』募集・設定について|三菱UFJ国際投信 (PDF) Kenzさんのブログで詳しく書かれてい...
  • 2016.01.18 (Mon) 00:02 | ほったらかし投資のまにまに