国内債券ETFは存在しませんが、ETF並みの低コスト国内債券インデックスファンドがあります
CATEGORYETFの仕組み

当ブログに「国内債券ETF」、「日本債券ETF」の検索キーワードで訪問される方が増えています。
日銀のマイナス金利導入により、短期金利だけでなく長期金利の金利も低下していることもあり、(低コストの)国内債券ETFがないか探されている方もおられると思います。
国内債券ETFはまだありませんが、今ではETF並みの低コスト国内債券インデックスファンドがあります。
国内債券ETFはまだ一つも上場なし
国内債券ETFは、現在まだ一つもありません。
株式ETFや外国債券ETFと比べ、値動きの特に少ない国内債券ETFはマーケットメイカーにとってもうまみがなく組成が難しいのが理由です。
(詳細は以下の過去記事をごらんください。)
MAXIS海外株式上場投信(1550)のような先進国株式ETFですら売買高は予想より少ないとのことで、主力資産クラスにはなりえない国内債券ETFの組成は現実的に難しそうです。
ただ、上記記事は、最も低い信託報酬の日本債券インデックスファンドの中が、SMT 国内債券インデックス・オープンや日本債券インデックスeのような信託報酬0.37%(税抜)のファンドしかなかった頃のものです。
信託報酬0.15%の国内債券インデックスファンドがあります
国内債券クラスには、(期待リターンが小さいからこそ)低コストのETFにて投資したいというニーズはよくわかります。
国内債券ETFはありませんが、今では、<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド、たわらノーロード 国内債券と言った信託報酬0.15%で国内債券インデックスファンドが購入できる時代です。
ETFのように指値購入はできませんが、定額購入可能な利便性の良いインデックスファンドの特性から、ここまで超低コストのノーロードのインデックスファンドがあるのであれば、国内債券ETFの必要性も薄れてきたと考えます。
以下比較表にあるような超低コストインデックスファンドの登場により、ひと昔と比べ投資環境が良い時代になったと感じています。
ご参考:
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[2018.01.06追記]
国内債券ETFがついに設定されました。
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