2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

カルパースの資産配分(2015年9月) ヘッジファンド比率を撤退に向け縮小中

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全米最大の年金基金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)のアセットアロケーション情報を最新版に更新します。


カルパースのアセットアロケーション (2015年9月時点)

 CalPERS Asset Allocation (英語) ⇒リンク切れ


下記円グラフが2015年9月時点の資産配分比率です。
各資産の()内は、2015年6月設定の目標配分比率を示しています。



カルパースのアセットアロケーション (2015年9月時点)


世界全体の株式に約52%、(非上場企業の投資等の)プライベートエクエイティに約10%と、資産全体の62%が株式クラスです。
不動産(現物)も約10%、世界債券に約20%となっており、株式比率が高いです。

カルパースの資産配分(2015年5月) ヘッジファンドから資金引上げ中でもお伝えしたように、ヘッジファンドの目標配分を0%(撤退)にしており、2015年5月は1.1%あったヘッジファンド比率が、9月は0.6%とほぼ半減しています。

森林資産も一部売却していますが、目標比率1%に変更はありません。




撤退決定のヘッジファンドの比率は縮小中

個人と比べ、超巨大な運用資産を持つカルパースでさえ、コストが高いわりにリターンが低いとヘッジファンドから撤退し、森林資産も見直し始めています。

保有することで本質的にプラスのリターンが見込める十分に分散された株式や債券と異なり、為替、株式先物を駆使してゼッタイ収益を狙う種のヘッジファンドは(コスト控除前でも)ゼロサムです。

カルパースがヘッジファンドから撤退するのもよくわかります。

先日某ヘッジファンドのブロガーミーティングで「為替は必ずしもゼロサムではない」とかアレな主張をする説明者もいる場に出くわしましたが、ネタで言ってるのか本当にそう思っているかは別として、一般人にはヘッジファンドは不要でしょう。


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