ワインファンドのヴァンネット(VIN-NET)が出資者への説明会を実施 不正を認め破産手続きへ

ワイン投資ファンドのヴァンネット(VIN-NET)が自転車操業で金融商品取引業登録取消処分でお伝えしたヴァンネットの出資者説明会が3月4日にようやく開かれたとのことです。
ヴァンネットが告知していた当初予定の1月下旬から1ヶ月以上遅れの3月説明会となりました。
実際にヴァンネットに出資されていた方のブログ記事から知りました。
ヴァンネットのウェブページには告知がありませんでしたが、出資者には郵送にて出資者説明会開催通知が送られました。
出資者のまるもりさんが説明会開催通知のお知らせ写真と共にブログ記事にされています。
VIN-NET(5) | アパート経営奮闘記
今日、VIN-NETからの説明会の手紙がとどきました......。
説明会の日時が3月4日(金)の午後1時半~3時半.......。東京で.......。
説明会の1週間前の2月25日に郵送で、平日昼開催と連絡されても、仕事等で参加が難しい方が多いのが現状でしょう。
もちろん、ヴァンネットのサイトには説明会は1月下旬めどと書かれているまま更新もありません。
また昨日3月4日のヴァンネットの出資者向け説明会に参加された方のコメントも掲載されています。
VIN-NET(7) | アパート経営奮闘記
・ヴァンネット社は来週から破産手続きに入る。
・残余資産は、破産手続きを通して明らかになるが、非常に少ない(額はこれからだが、感覚的に1億未満くらい?)
説明会の議事録や外部の調査報告書は後日郵送とのことですが、上記の参加者速報が事実だと予想通り、ヴァンネット側の不正によりワインファンドの実態は虚偽、詐欺であったことになり、残資産も少ないために出資者は大損害ということになります。
ワイン投資が歪みを狙う投資などと考える前に、やはり年金基金など機関投資家が投資しないものに個人投資家が手をだしてはいけないことがよくわかります。
このようなファンドを「信頼できるファンド」と推奨して、書籍まで出している内藤忍氏もさすがに説明会で明らかになった事実をスルーしないと思っていますが、今後の動向と共にヴァンネットの行く末には引き続き注目しています。
[2016.03.05追記]
これはひどい。全部虚偽とはw 「高橋氏が実際の取引にて売却したワインがどのワイン投資ファンドに帰属するワインか取引を行っている高橋氏自身がわからない状態で、ファンド別の損益を計算することは不可能という結論がでています。」 https://t.co/lQQ89ZX3mL
— kenz (インデックス投資日記@川崎) (@kenz08) 2016年3月5日
”高級感を演出した運用報告書やら、サイトやらでそれらしく体裁整えていたけど、ふたを開けてみたら、ワインに詳しかったのは現社長(高橋氏)のみ” 「破綻したワインファンドの出資者説明会にいってきた | おかね覚書」 https://t.co/RRVPIaXVjX
— kenz (インデックス投資日記@川崎) (@kenz08) 2016年3月5日
[2017.05.07追記]
ワインファンドのヴァンネット(VIN-NET)の破綻当時の高橋社長が死去
[2019.09.17追記]
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