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「小型株効果の要因と「小型株効果は実はない」という説の紹介

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小型株効果とは、株式の時価総額の小さい小型株式群は時価総額の大きい大型株式群より、長期的にはハイリスク・ハイリターンである傾向があるとされるアノマリー(理論的には証明されていない経験則)です。

ラリー・E・スウェドロー著の書籍「ウォール街があなたに知られたくないこと」でも、投資資金の一部を小型株式インデックスファンドへ投資することを薦めています。

小型株効果があるとされている理由や、逆に小型株効果はないというお話を両方紹介します。




小型株効果あるとされている理由

小型株効果が発生する理由として見かける項目には以下があります。


  • 小型株は知名度、注目度が低いため割安に放置されやすく、大企業より今後の利益成長が期待できるため。

  • 市場取引のほとんどを占める機関投資家は自身の運用規約から小型株に投資できない場合があり、小型株は割安となりやすいため。

  • 小型株は流動性が低いことが多く、倒産確率も高い分、リスクの高さを引き受ける為のリスクプレミアムがのるため。


例えばトヨタ自動車やアップルの株価が10倍にならなくても、知名度の低い小型株銘柄の中には将来株価が10倍になってもおかしくないものがあるように思われ、どれも一見もっともらしく感じます。




小型株に投資するファンドやETF

例えば、新興国株式の浮動株調整時価総額比率の下位15%のうち、(最下位1%を除く)14%をカバーする新興国中小型株指数であるMSCIエマージング・マーケット・インデックス・スモールキャップは、新興国中小型株指数の国別構成比率と値動きの確認にあるようにハイリスク・ハイリターンになっています。


2009年5月に書いた小型株インデックスファンドの記事の当時と比べ、今ではEXE-iグローバル中小型株式ファンドのような比較的低コストのパッシブファンドも購入できる環境になっています。

また海外ETFのバンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF(VSS)等もあります。

ただ、まだ小型株式に投資するファンドやETFは、通常の大型株式を中心とするファンドと比べるとコストが高めだったり、流動性が少ない国内ETFなど使い勝手がいまいちな場合が多いです。




上場廃止銘柄の株価算出が甘いため、小型株効果はないという説も

一方、上場廃止となった銘柄の株価のデータ算出が楽観的すぎ、大型株より倒産確率の高い小型株のリターンが高く出ているため、それを考慮すると小型株効果はないという説もあるようです。

 【輪郭】小型株効果と上場廃止バイアス | HSCIコラム

上場廃止バイアスの見逃し

小型株は大型株に比べると上場廃止になる確率が大きい。
かつての研究では、そうした銘柄の最後の売却価格をビットアスクのスプレッドの中間点と仮定していた。
ところが、こうした仮定は、その後流動性を失う銘柄に対してあまりにも楽観的なのだという。
皆が在庫を吐き出すとすれば、価格は5割引、7割引、8割引になってしまう。

この指摘が意味するのは、上場が続く限り小型株効果は存在するが、上場廃止のところでプラス分が吐き出されるということ。



MSCIの小型株指数などが上場廃止銘柄に関してどういう指数算出をしているのかわかっていないのですが、実際の取引価格も考慮した場合は「小型株効果はない」という話もあるということは知っておいてもよさそうです。


私としては、「小型株効果はあるかも知れないが、コストが高い分を埋め合わせるだけのリターンがあるかよくわからないので、現状では少額でEXE-iグローバル中小型株式ファンドを保有する程度の薄い期待」にとどめています。

世界経済の箱庭をどこまで細部まで作るのか(=大型株だけでなく小型株もどこまで入れるのか)はコストとの兼ね合いもあり、悩ましいところです。
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tag : 小型株効果 上場廃止銘柄

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