ステート・ストリートが超低信託報酬のインデックスファンド8本を5月9日に新規設定

ステート・ストリートが、新たに(たわらノーロードシリーズやニッセイインデックスシリーズをも下回る)超低コストのインデックスシリーズを設定します。
例えば、ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープンは信託報酬0.21%(税抜)と低く、特にステート・ストリート新興国株式インデックス・オープンは信託報酬0.29%(税抜)と驚異の低コストです。
既にアウター・ガイさんが記事にされています。
ステート・ストリートが超低コストインデックスファンド8本を設定 | バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く
ステートストリートインデックスシリーズ8本が、2016年5月9日より新規に設定されます。
各ファンドの信託報酬とベンチマークは以下の通りです。
信託報酬が従来のファンドよりも最も低いものに薄桃色表示をしています。
新興国債券以外の全7ファンドが信託報酬最安です。
ファンド | 信託報酬 (税抜) | ベンチマーク |
---|---|---|
ステート・ストリート日本株式インデックス・オープン | 0.18% | TOPIX(配当込み) |
ステート・ストリート日本債券インデックス・オープン | 0.14% | NOMURA-BPI総合 |
ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン | 0.21% | MSCI KOKUSAIインデックス(配当込み) |
ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 0.22% | MSCI KOKUSAIインデックス(ヘッジあり、配当込み) |
ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン | 0.19% | シティ世界国債インデックス(除く日本) |
ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 0.20% | シティ世界国債インデックス(除く日本)(ヘッジあり) |
ステート・ストリート新興国株式インデックス・オープン | 0.29% | MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み) |
ステート・ストリート新興国債券インデックス・オープン | 0.62% | バークレイズ・エマージング・マーケッツ・ローカル・カレンシー・リキッド・ガバメント・インデックス |
TOPIXインデックスファンドとして現在信託報酬最安の<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬0.29%)を大きく下回る信託報酬0.18%に設定されています。
私も日本株式クラスはニッセイTOPIXインデックスファンドを買っていますが、日本株式ファンドとして信託報酬最安の日経225インデックスe(信託報酬0.19%)よりも信託報酬が低く、魅力的ですね。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンドやたわらノーロード 国内債券(信託報酬0.15%)より0.01%だけ信託報酬が低く、明らかに両ファンドを意識した設定になっています。
アセットアロケーションの中核を占める先進国株式クラスとして、みなさんお待ちかねの信託報酬最安ファンドの登場です。
たわらノーロード 先進国株式(信託報酬0.225%)を強く意識した信託報酬0.21%のステート・ストリート先進国株式インデックス・オープンは魅力です。
私は今のところ、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.24%)に投資していますが、だんだんとより低コストのファンドが出てきてうれしい限りです。
それにしても投資を始めた2008年ごろに買っていたステート・ストリート外国株式インデックス(信託報酬0.95%)のコストを考えると、ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープンの信託報酬0.21%というのは信じがたい低コストです。
為替ヘッジ付きの先進国株式インデックスファンドとして、野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型(信託報酬0.55%)より信託報酬が一気に半分以下のステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり)(信託報酬0.22%)が登場します。
為替ヘッジ付きの先進国株式インデックスファンドに投資されている方を見かけたことがないのですが、欲しい人にはうれしいファンドですね。
こちらも先進国債券インデックスファンドとして信託報酬の低い<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンドやたわらノーロード 先進国債券(信託報酬0.20%)を0.01%だけ下回るコスト設定になっています。
先進国債券インデックスファンドが信託報酬0.19%で買える時代が来るとは感慨深いです。
為替ヘッジ付きの先進国債券インデックスファンドとして、SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)(信託報酬0.50%)を大きく下回る信託報酬0.20%のファンドの登場です。
ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり)と同様に、為替ヘッジ付きは0.01%だけ信託報酬が高くなっているのが不思議な設定です。
先日、新興国株式インデックスファンドとして信託報酬最安の、たわらノーロード 新興国株式(信託報酬0.495%)が出たばかりですが、これをさらに大きく下回る信託報酬0.29%のステート・ストリート新興国株式インデックス・オープンが登場します。
現在は、信託報酬0.60%のFunds-i新興国株式インデックスを毎月購入していますが、さすがに信託報酬が半分以下のステート・ストリート新興国株式インデックス・オープンは魅力です。
運用報告書発行後の実質コストやトラッキングエラー判明後に良いと分かれば切り替えたいところです。
ステート・ストリート新興国債券インデックス・オープンだけは、新興国債券インデックスファンドとして最安の信託報酬ではありません。(ETFを投資対象とするので、トータルコストがどうしても高くなっています。)
ベンチマークはよくある現地通貨建てのJPモルガンGBI-EMグローバルダイバーシファイドでなく、バークレイズ・エマージング・マーケッツ・ローカル・カレンシー・リキッド・ガバメント・インデックスですので同一比較はできません。
新興国債券には私含め投資対象としていいない方も多く、投資している方もメインではないためそれほど注目されるファンドではないと思われます。
EDINETでは、これらステートストリートインデックスシリーズの取り扱い会社は三井住友信託銀行のみとなっており、今後はSBI証券、楽天証券など主要ネット証券での取り扱いも期待したいです。
というか、数多くの証券会社、銀行口座を持っている私ですら、三井住友信託銀行の口座はさすがに持っておらず、ぜひともメジャーな金融機関での取り扱いお願いします。
それにしても昨年秋ごろからのたわらノーロードシリーズやニッセイインデックスシリーズ、日経225インデックスeなどの超低コスト化競争に、ステート・ストリートも参入してきたとは嬉しい限りです。
今後のさらなる低コストファンドの登場や、既存ファンドの信託報酬引き下げに期待しています。
[2016.07.17追記]
ステートストリートインデックスシリーズはラップサービス用という残念なオチでした。
超低信託報酬のステート・ストリートインデックスシリーズはラップサービス用でした(終了)
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