なぜ資産運用をしているのですか?と聞かれてお答えしていること
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「なぜ資産運用をしているのですか?」と雑誌取材で質問されることがあります。
その際は、「資産を増やすことで、人生の将来の選択肢も増やしたいため」と答えています。
資産を増やすには、仕事での収入と資産運用の両輪が重要
資産を増やすには、(支出を抑える以外には)
- 自分の体で働いて得られる本業(会社勤務など)からの収入
- お金に働いてもらう資産運用
仕事での収入はもちろん資産運用も同様に選択肢を増やす道です。
(働いての1万円も資産運用の1万円の利益も同じ価値)
1.の本業は、働けるときはよいのですが、勤務先の業績悪化によるリストラや体調不良、勤務条件の悪化(ブラック化、年収減、不向きな業務へのシフト)の可能性もあり、自分の意志に関係なく、本業からの収入を得たくても得られなくなる、または減るというリスクがあります。
特に、リーマンショック時に勤務先が鬼のリストラ、給与カットを行ったこともあり、勤務し続けているという状態がいつまでも続くとは全く信じないようになりました。
2.の資産運用は、1.の本業とは無関係に行えますが、本業での収入と違ってリスク資産での運用は増えるとは限らないリスクがあります。
「人生の選択肢を増やす」とは、「どこで働くか、働かないかもお金のことを心配せずに選択できること」
理想としては、1、の本業からの収入が完全に途絶えても生活できるような資産額を持ちたいところです。
会社員なら、「退職しても生活していける資産があると思える状態でも通勤する」というのが気持ちに余裕があって、以下のような柔軟な対応ができ、本当の理想と考えています。
- 心置きなく言いたいことが言える(仕事しないわけではなく、より前向きな発言ができる)
- 上司によって変わる評価に一喜一憂することなく、仕事ができる。
- 退職推奨を食らったり、上司と合わなくなってつらければやめるという選択も可能。(気楽)
- 今の仕事と違う仕事に転職も余裕資金がある分しやすい。
- 不意の病気の休職にも対応可能。
この選択肢は、資産額が目標に達したからといってある日突然に現れるのではなく、資産の増加という形で少しづつおぼろげに現れてくるものと思っています。
最初は、「生活レベルを落とせば、いざというときに働かなくても生活できる」状態から、「生活レベルを落とさなくても、働かなくても生活できる」状態と言ったようにだんだんとステップアップしていくはずと思って、勤務先に出勤&資産運用をしています。
もちろんその目標額は、アセットアロケーションと一緒で、個々の生活スタイルや家庭環境により、金額は異なります。
今は、勤務先でも割と自由に仕事をさせてもらっており、ストレスも比較的少ないので、今は勤務し続けて資産を増やしたいと思っています。
資産運用方法は、本業に力を注ぐために、勤務中は株価など市況を見なくてもすむよう私はリスク資産についてはインデックス投資を選択しています。
(日本株式市場の9時から15時は勤務中で株価見る余裕はないというのも理由です。)
資産運用はいろいろな手法があり、個人にあったものを選べばよいと思いますが、投資が趣味ではなく、勤務時間も長く忙しい方にはインデックス投資は有力な選択肢の一つと思います。
また、資産運用は1円たりも無駄にできないし、いい加減な運用ではお金に失礼です。
そのため、無リスク資産も、低金利だのなんだの言われようと(ファンドの信託報酬のわずかな差にこだわるのと同様)元本保証の範囲で金利の良い定期預金に預ける工夫をしています。
まだまだ自分の目標の資産額には遠いのですが、「退職しても生活していける資産があると思える状態でも今日も通勤する」ような理想の状態に近づきにたいと思い、本業はもちろん、資産運用も継続していくつもりです。
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