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米国株式アクティブファンドの9割が市場平均に劣るリターン 高いコストが足かせに

Stock market index

アメリカの株式アクティブファンドの9割が(市場平均である)S&P500等の総収益率を下回るリターンしか上げられなかったとの記事が出ていました。


アメリカの株式アクティブファンドの9割が市場平均を下回るリターン

 9割が相場に勝てず、米アクティブ運用ファンド S&P調べ | 日本経済新聞

大型株、中型株、小型株で運用するそれぞれのファンドの総収益率は、6月末までの1、5、10年間に9割のファンドがS&P500種株価指数、400種、600種の指数の総収益率を下回った。



S&P500は、米国の代表的な大型株500銘柄で構成される時価総額加重平均型の米国株式指数です。
米国株式市場全体の時価総額上位75%以上をカバーしています。

i-mizuho米国株式インデックス(信託報酬0.57%)やSPDR S&P500 ETF(1557)のベンチマークとして使われています。

同様に、S&P400は中型株400株で構成される米国中型株式指数、、S&P600は小型株600株で構成される米国小型株式指数です。

総収益率ということで、おそらく各S&P指数の配当込みのリターンを9割のアクティブファンドが上回ることができなかったと書かれています。



 6月末までの1年間に大型株のアクティブ運用ファンドは85%がS&P500種の総収益率を下回った。5年間では92%、10年間では85%のファンドが指数を下回った。同じような傾向が中型株、小型株のアクティブ運用ファンドでも明らかになった。



米国大型株アクティブファンドの場合については、運用5年で92%、運用10年で85%がS&P500の総収益率を下回るリターンと、アクティブファンドとして無価値なファンドが多かったことがわかります。

まさに、敗者のゲーム -金融危機を超えて(チャールズ・エリス著)にあるように、「インデックス(指数)の動きこそが「ドリーム・チーム」の運用成果」(しかも売買コストゼロ、信託報酬ゼロのチートぶり)となるため、指数に勝つのは容易ではありません。



わざわざ高い運用手数料を払ってアクティブ運用のファンドに投資するよりも、手数料の低いインデックス・ファンドに投資すれば相場並みの収益を確保できる。



インデックスファンドは、その信託報酬+その他売買コスト等合わせた実質コスト分は市場平均(今の場合はS&P500(配当込))より劣るリターンは受け入れる必要があります。

名著「インデックス・ファンドの時代」
にあるように、インデックスファンドのリターンは、市場リターンからコストを差し引いたものになります。 

そのため、アクティブファンドはインデックスファンドよりリターンが下回った比率はもう少しましにはなるはずです。

ただ、インデックスファンドよりも高い信託報酬を払って市場平均に劣るリターンのアクティブファンドを購入するよりも、信託報酬の低いインデックスファンドをシンプルに購入したほうがよほどリターンが良かった可能性が上がることには変わりはありません。

また、リターンの悪いアクティブファンドは、5年や10年も運用できずに繰上償還されてしまったものもあるはず(生存バイアス)で、それらは含まれていないため、アクティブファンドが市場平均を下回るリターンしか上げられなかった率は逆にもう少し高くなる可能性もあります。




アクティブファンドのリターンの悪さはコストの高さが影響

市場平均狙うインデックス型投信 低コストで「勝率」高くでもお伝えしたように、アクティブ運用自体が悪いわけでも下手なわけでもなく、リターンが市場平均やインデックスファンドに劣るものが多いのは、その高い信託報酬(とインデックスファンドよりしばしば高い売買回転率)の影響です。

アクティブファンドのコストがもっと下がれば、自然と勝率も上昇するはずですが、事前に将来リターンの良いアクティブファンドを選ぶことはできず、あえて難しいことをしなくても素直に低コストのインデックスファンドでよいのではと考えています。

たわらノーロードシリーズiFreeインデックスシリーズなど超低コストのインデックスファンドが一般購入できる時代になっており、投資家にはよい時代になってきていると思います。



水瀬さんも本記事についてブログ記事にされているので合わせてごらんください。米国以外の各国のアクティブファンドについても記載されています。
 アクティブファンドの9割が相場に勝てないという調査結果、日本では? | 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
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アクティブファンドの9割が相場に勝てないという調査結果、日本では?

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