2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

三井住友・DC日本株式インデックスファンドS等信託報酬最安の3ファンドが三井住友DCシリーズに追加

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三井住友DCインデックスシリーズに、新たに信託報酬最安の日本株式(TOPIX)、日本リート、外国リートの3つのインデックスファンドが2016年9月23日に追加され、SBI証券等のネット証券で取り扱いが始まりました。

3ファンドとも信託報酬最安のインデックスファンドです。詳細を確認します。


三井住友DCインデックスシリーズに信託報酬最安の3ファンドが追加

 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS | 三井住友アセットマネジメント

 三井住友・DC日本リートインデックスファンド | 三井住友アセットマネジメント

 三井住友・DC外国リートインデックスファンド | 三井住友アセットマセットジメント



昨日9月23日より、三井住友DCインデックスシリーズに以下3ファンドが追加され、計11ファンドとなりました。
SBI証券楽天証券マネックス証券にて一般購入できます。



3ファンドの信託報酬等コストベンチマーク、私のコメントは以下の通りです。
いずれも同資産クラスの既存ファンドより信託報酬は同等または最安に設定されています。

 ファンド   信託報酬(税抜)信託財産留保額  ベンチマーク 決算日 コメント
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 0.19% なしTOPIX(配当込み)2月25日 iFree TOPIXインデックスと並び信託報酬最安のTOPIXインデックスファンド。配当込み指数がベンチマークなのもポイント高し。
三井住友・DC日本リートインデックスファンド 0.26%(以内(*1))なし東証REIT指数(配当込み)2月25日iFree J-REITインデックス(信託報酬0.29%)を下回り信託報酬の日本リートインデックスファンド。
三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.28%(以内(*2))なしS&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み)2月25日iFree 外国REITインデックス(信託報酬0.31%)を下回り信託報酬の海外リートインデックスファンド。



三井住友・DC日本リートインデックスファンド、三井住友・DC外国リートインデックスファンドの両ファンドはそれぞれ以下のように純資産総額増大に応じて信託報酬が段階的に引き下がるように設定されています。


(*1) 三井住友・DC日本リートインデックスファンド 純資産による信託報酬の段階的引き下げ

三井住友・DC日本リートインデックスファンドの純資産による信託報酬低下の仕組み
 純資産 信託報酬(税抜) 配分
委託会社 販売会社  受託会社
200億円未満の部分 0.26% 0.13%0.10%0.03%
200億円以上500億円未満の部分 0.25% 0.12%
500億円以上1000億円未満の部分 0.24% 0.11%
1000億円以上の部分  0.23% 0.10%




(*2) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 純資産による信託報酬の段階的引き下げ

三井住友・DC外国リートインデックスファンドの純資産による信託報酬低下の仕組み
 純資産 信託報酬(税抜) 配分
委託会社 販売会社  受託会社
200億円未満の部分 0.28% 0.14%0.11%0.03%
200億円以上500億円未満の部分 0.27% 0.13%
500億円以上1000億円未満の部分 0.26% 0.12%
1000億円以上の部分  0.25% 0.11%





iFreeインデックスシリーズの信託報酬最安の地位を切り崩してきた三井住友DCインデックスシリーズの3ファンド

先日9月8日より運用が開始されたiFreeインデックスシリーズは、それまでのインデックスファンドより信託報酬が同等か低い設定でした。


三井住友・DC日本株式インデックスファンドS

楽天証券サイトの三井住友DCインデックスファンド一覧表に2ファンドの追加空白行ありでファンド名を出していた三井住友・DC日本株式インデックスファンドSは、iFree TOPIXインデックスと並び信託報酬0.19%と最安のTOPIXインデックスファンドです。
ただ、iFree TOPIXインデックスと異なり、

  • ベンチマークはTOPIX(配当込み)であり好み。

  • iFreeインデックスシリーズと違ってすでに確定拠出年金(DC)専用ファンドとして2011年12月から運用実績がある。

  • DC兼用なので、繰上償還リスクが低いと思われる。


ことから、三井住友・DC日本株式インデックスファンドSの方が人気が出そうです。

私も先日、iFree TOPIXインデックスを1回購入しただけですが、今後の日本株式部分はこの三井住友・DC日本株式インデックスファンドSを購入予定です。




三井住友・DC日本リートインデックスファンドと三井住友・DC外国リートインデックスファンド

三井住友・DC日本リートインデックスファンドと三井住友・DC外国リートインデックスファンドは、それぞれiFree J-REITインデックス(信託報酬0.29%)、iFree 外国REITインデックス(信託報酬0.31%)より信託報酬が低く、iFreeインデックスシリーズの最安コストの牙城を早くも崩してきました。

さらにeMAXISインデックスシリーズ同様のいわゆる「受益者還元型」信託報酬で、純資産200億円以上分から信託報酬がさらに引き下がる「鬼に金棒」状態です。
(eMAXISインデックスシリーズの場合は純資産500億円以上から信託報酬が引き下がることを考えても、純資産200億円以上からというハードルの低さには好感)

ここまで既存ファンドと信託報酬差があると、日本リートクラスは、特に実質コストが信託報酬とそれほど変わらないことが多い、日本リートインデックスファンドである三井住友・DC日本リートインデックスファンドに早々と変更してしまう手もありと思います。





今後の一般発売の期待は、三井住友・DC外国株式インデックスファンドS

ここは、楽天証券サイトの三井住友DCインデックスファンド一覧表に2ファンドの追加空白行ありで、三井住友・DC日本株式インデックスファンドSと合わせもう一つファンド名を出していた同じくDC専用ファンドで(私も企業型確定拠出年金で100%配分にしている)三井住友・DC外国株式インデックスファンドS(信託報酬0.16%(税抜))の追加に期待したいです。


以下にも今回の3ファンド情報を追加しておきます。

低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2016年9月更新) - インデックス投資日記@川崎




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 [2016.09.25追記]
 三井住友DCインデックスシリーズ全11ファンドの信託報酬、実質コスト一覧(2016年9月)

 [2016.09.28追記]
 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS等3ファンドを昨日購入しました
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