2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

三井住友DCインデックスシリーズ全11ファンドの信託報酬、実質コスト一覧(2016年9月)

CATEGORY三井住友
金融データの棒グラフ

三井住友DCインデックスシリーズは、DC(確定拠出年金)と付いていますが、一般にも購入可能とな低コストインデックスシリーズの1つです。

2016年9月23日に三井住友・DC日本株式インデックスファンドS等信託報酬最安の3ファンドが三井住友DCシリーズに追加され、ネット証券で購入できるようになりました。

その中の三井住友・DC日本株式インデックスファンドSについては2011年から運用されており、運用報告書から実質コストを計算しました。
以下に、三井住友DCインデックスシリーズ計11ファンドの信託報酬、実質コスト、ベンチマーク一覧をまとめます。




三井住友DCインデックスシリーズ 全11ファンドの信託報酬、実質コスト(2016年9月25日時点)

各ファンドの信託報酬、実質コスト、ベンチマーク一覧表は以下です。

低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 にて各資産クラス毎に信託報酬、実質コストが他の同資産クラスのインデックスファンドよりも低いコストの箇所を黄色にしています。


三井住友DCインデックスシリーズ全11ファンドのコストとベンチマーク
 ファンド 信託報酬(税抜)実質コスト(税抜) ベンチマーク  
 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 0.19% 0.20%TOPIX(配当込み)
  三井住友・日本債券インデックスファンド 0.16% 0.16%NOMURA-BPI総合
 三井住友・DC外国債券インデックスファンド 0.21% 0.24%シティ世界国債インデックス(除く日本)
 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 0.25% 0.36%MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)
 三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 0.56% 0.89%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
 三井住友・DC日本リートインデックスファンド 0.26%(*1)2月25日初回決算の運用報告書待ち  東証REIT指数(配当込み)
 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.28%(*2)2月25日初回決算の運用報告書待ち  S&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み)
 DC年金バランスゼロ(債券型)(マイパッケージZERO) 0.22% 2月18日初回決算の運用報告書待ち 三井住友DCインデックスシリーズに超低コストバランスファンド(マイパッケージシリーズ)4本が追加参照
 DC年金バランス30(債券重点型)(マイパッケージ) 0.22% 0.23%
  DC年金バランス50(標準型)(マイパッケージ) 0.23% 0.24%
 DC年金バランス70(株式重点型)(マイパッケージ) 0.24% 0.26%



(*1) 三井住友・DC日本リートインデックスファンド 純資産による信託報酬の段階的引き下げ

三井住友・DC日本リートインデックスファンドの純資産による信託報酬低下の仕組み
 純資産 信託報酬(税抜) 配分
委託会社 販売会社  受託会社
200億円未満の部分 0.26% 0.13%0.10%0.03%
200億円以上500億円未満の部分 0.25% 0.12%
500億円以上1000億円未満の部分 0.24% 0.11%
1000億円以上の部分  0.23% 0.10%




(*2) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 純資産による信託報酬の段階的引き下げ

三井住友・DC外国リートインデックスファンドの純資産による信託報酬低下の仕組み
 純資産 信託報酬(税抜) 配分
委託会社 販売会社  受託会社
200億円未満の部分 0.28% 0.14%0.11%0.03%
200億円以上500億円未満の部分 0.27% 0.13%
500億円以上1000億円未満の部分 0.26% 0.12%
1000億円以上の部分  0.25% 0.11%




三井住友・DC日本株式インデックスファンドSの実質コストは年0.20%と最安

昨日2016年9月23日から一般購入できるようになった三井住友・DC日本株式インデックスファンドS(信託報酬0.19%)は、iFree TOPIXインデックスと並び信託報酬最安のTOPIXインデックスファンドです。
(ベンチマークをきちんとTOPIX(配当込み)としています)

2011年12月から運用されており、過去一度も分配金を出さずに運用されています。
運用報告書を見ると、実質コストは約0.20%と低く、運用報告書が発行されているTOPIXインデックスファンドの中で最安です。

また、運用報告書の対象期間(1年)のファンドのリターンは+13.0% (TOPIX(配当込み)の同騰落率は+13.3%)であり、配当込みベンチマークとのトラッキングエラーは0.3%です。
概ね実質コストに0.1%足した程度の劣後であり、優秀と考えます。

私も今後の日本株式部分はこの三井住友・DC日本株式インデックスファンドSを購入予定です。




三井住友・DC日本リートインデックスファンドと三井住友・DC外国リートインデックスファンドも信託報酬最安

2016年9月23日から運用が開始された三井住友・DC日本リートインデックスファンドと三井住友・DC外国リートインデックスファンドも、iFreeインデックスシリーズを下回る信託報酬で、国内外のリートインデックスファンドとして信託報酬最安です。

さらに純資産200億円以上分から信託報酬がさらに引き下がる「受益者還元型」信託報酬です。

特に日本リートインデックスファンドは、実質コストが信託報酬とそれほど変わらないことが多く、、日本リートクラスは、私も三井住友・DC日本リートインデックスファンドを購入予定です。





インデックスファンドの超低コスト化争いは継続中

インデックスファンドの超低コストファンド競争はまだ続いており、たわらノーロードシリーズiFreeインデックスシリーズ、そしてこの三井住友DCインデックスシリーズの3シリーズあたりの最安信託報酬の争いが続いています。

一方、それまでの低コストインデックスファンドだったeMAXISインデックスシリーズは、「受益者還元型」信託報酬が適用見込みですが実質的なコスト引き下げ効果はなく、ほとんどポーズに近い予感がします。。

また、SMTインデックスシリーズは、SMT 日本株配当貴族インデックス・オープンやSMT 米国株配当貴族インデックス・オープンのようなユニークなファンドを出すなど独自路線で来ています。



三井住友DCインデックスシリーズの今回のコスト情報は以下一覧表記事にも反映しておきました。

低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2016年9月更新) - インデックス投資日記@川崎





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