2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

SMTインデックスバランス・オープン等SMTシリーズ7ファンドの実質コスト(2016年12月)

CATEGORYSMT(旧STAM)
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SMTインデックスシリーズ19ファンドのうち、2016年10月20日決算のSMT インデックスバランス・オープン等7ファンドの運用報告書がUPされています。

運用報告書から計算した各ファンドの実質コスト(信託報酬 + その他費用)をまとめました。




SMTインデックスシリーズのうち7ファンドの実質コスト更新 (2016年12月版)

運用報告書の最近のフォーマットでは税込でのコストも表示されていますが、過去の実質コストの連続性のため、以前と同じ計算方法での実質コスト(税抜)を計算し、一番右列に黄色枠で載せています。


SMTインデックスシリーズ 7ファンド(2016年10月20日決算)の実質コスト
 ファンド 信託報酬(税抜)(%) 信託報酬 その他 前回実質コスト(税抜)実質コスト(税抜)
 SMT JPX日経インデックス400・オープン 0.37% 21円 0円0.37% 0.37%
 SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン 0.50% 34円 1円 0.51% 0.51%
 SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) 0.50% 31円 2円 0.53% 0.53%
 SMT 米ドル建新興国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) 0.60% 38円 7円 0.74% 0.71%
SMT 米国REITインデックス・オープン 0.55% 28円 47円1.92% 1.47%
 SMT 新興国REITインデックス・オープン 0.60% 25円 23円 1.57% 1.15%
 SMT インデックスバランス・オープン 0.50% 24円 5円 0.64% 0.60%





いずれのファンドも前回の実質コストより低下

いずれのファンドも SMT JPX日経インデックス400・オープンのような信託報酬以外のその他コストがそれほどかからないファンドは実質コストが変わらず、それ以外は実質コストが低下しています。

とはいえ、SMT 米国REITインデックス・オープンの実質コストは年1.47%、SMT 新興国REITインデックス・オープンの実質コストは年1.15%とまだまだ高く、マザーファンドの規模の問題なのか、売買コストや保管費用等の費用が大きくかかっています。

また、低コストインデックスシリーズの先駆けだったSMTインデックスシリーズも、主要資産クラスについては今では後発のニッセイインデックスシリーズたわらノーロードシリーズが同一資産クラスで信託報酬が1/2や1/3程度で対抗してきており、差が大きくついている状況です。

SMTインデックスシリーズが今後なんらかの信託報酬引下げを行ってくるのか、SMT 日本株配当貴族インデックス・オープンやSMT 米国株配当貴族インデックス・オープンのような他シリーズにはない独自路線のファンドを出す方向に進むのか、今後の動きに興味があります。


今回の実質コストの数値は以下に反映しておきます。


低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2016年11月更新) - インデックス投資日記@川崎




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 [2016.11.17追記]
 SMTインデックスシリーズ19ファンドの信託報酬と実質コスト更新(2016年12月)
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