インデックス・ブレンド(愛称:My Funds-i) 妙なバランスファンド5つがFunds-iシリーズに追加
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野村インデックスファンドFunds-iシリーズに、新たに「My Funds-i シリーズ」としてバランスファンド5つが2017年1月10日に追加されました。
既にFunds-iの公式ページにラインナップとして、インデックス・ブレンド(タイプⅠ)からインデックス・ブレンド(タイプⅤ)の計5ファンドが入っています。
インデックス・ブレンド(愛称:My Funds-i) 5ファンド
相互リンク先の堀田さんのサイトの解説記事がよくまとまっています。
インデックス・ブレンド(愛称:My Funds-i)5ファンドが新登場 | ノーロード投資信託ガイド

上の図の計14個のマザーファンドに投資するバランスファンドで、非リスク性資産とした「国内債券、為替ヘッジ付き外国債券、米ドル建て新興国債券」以外の11資産をリスク性資産としています。
5つのファンドはこのリスク性資産をどれくらい持つかによって分類されています。
- インデックス・ブレンド(タイプⅠ)<My Funds-i (タイプⅠ)>: 信託報酬0.48%。 リスク性資産30%
- インデックス・ブレンド(タイプⅡ)<My Funds-i (タイプⅡ)>: 信託報酬0.49%。 リスク性資産43%
- インデックス・ブレンド(タイプⅢ)<My Funds-i (タイプⅢ)>: 信託報酬0.50%。 リスク性資産55%
- インデックス・ブレンド(タイプⅣ)<My Funds-i (タイプⅣ)>: 信託報酬0.51%。 リスク性資産65%
- インデックス・ブレンド(タイプⅤ)<My Funds-i (タイプⅤ)>: 信託報酬0.52%。 リスク性資産80%
各資産がどれくらいの比率かは決まっておらず、「様々な資産への投資比率を戦略的に策定して運用するバランスファンドシリーズ」であり、「㈱ウエルス・スクエアの助言に基づき、戦略的な投資比率を策定」というあいまいさです。
さらに不思議なのは、非リスク性に国内債券と為替ヘッジ付き外国債券を割り当てているのはともかく、なぜか(為替ヘッジなしの)「米ドル建て新興国債券」が入っており、とても非リスクと言えない感があります。
ここは、Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型同様、為替ヘッジ有にすべきでしょう。
ともあれ、こんな大雑把な基本配分で株式と債券比率すら不明で、随時変化していくバランスファンドを、自分のアセットアロケーションにうまく利用する方法が思いつきません。
個人的には、あったら買ってもいいと思うバランスファンドにあるような国際分散投資に手軽に使えるバランスファンドが欲しいと思っています。
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