2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

ニッセイ外国株式インデックスファンド等6ファンドの実質コスト一覧(2017年1月)

CATEGORYニッセイ
ファンドの基準価額

ニッセイインデックスシリーズのうち、、11月21日に決算を迎えたニッセイ外国株式インデックスファンド等6ファンドの運用報告書から計算した各ファンドの実質コスト(信託報酬 + その他費用)をまとめました。



ニッセイインデックスシリーズのうち6ファンドの実質コスト更新 (2017年1月版)

運用報告書には税込でのコストも表示されていますが、過去の本ブログの実質コスト記事との比較の連続性のため、以前と同じ計算方法での実質コスト(税抜)を以下に掲載します。

11月21日に決算を迎えた6ファンドは、いずれも分配金は0円です。(普通分配金での税金はかかっていません)
また、うち5ファンドは11月22日より信託報酬が引き下げられています。

以下表の右から2列目の黄色部分が、引き下げ前の旧信託報酬で計算した実績の実質コストです。
一番右の列は、引き下げ後の信託報酬で計算した実質コスト(あくまで参考値)です。


ニッセイインデックスシリーズ 6ファンド(2016年11月21日決算)の実質コスト
 ファンド 旧信託報酬(税抜) 現信託報酬(税抜)信託報酬  その他 実質コスト(税抜)
 決算期間中の旧信託報酬での計算値現信託報酬時での計算値(参考)
 <購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド 0.31% 0.195% 32円 2円 0.33%0.21%
 <購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド 0.15% 0.145% 17円 1円 0.16%0.15%
 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.24% 0.20% 30円 13円 0.34%0.29%
 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド 0.20% 0.17% 23円 7円 0.26%0.22%
 <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド 0.45% 0.27% 65円 14円 0.55%0.33%
 <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) 0.34% 36円 5円 0.39% -


前回の実質コストは、ニッセイ外国株式インデックスファンド等6ファンドの実質コスト判明(2016年1月)をご覧ください。





ニッセイ外国株式インデックスファンド 配当込みベンチマークとのトラッキングエラーは -0.2%と優秀

皆さん注目のニッセイ外国株式インデックスファンドの運用報告書には以下記載があります。

 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 第3期運用報告書 | ニッセイアセットマネジメント (PDF)

当期の基準価額騰落率は-8.0%となり、ベンチマーク騰落率(-7.8%)との差異は-0.2%となりました。
設定・解約に伴うキャッシュフローの影響により、市場が大きく変動する局面で通常の水準と比較して大きなベンチマークとのかい離が生じた日もありましたが、期を通じてみると、信託報酬の影響を除き、おおむねベンチマークに連動した運用となりました。



ニッセイ外国株式インデックスファンドは、11月10日にベンチマークに0.27%-0.28%程度下方乖離したと大手掲示板や一部投資ブログで狂ったような騒ぎになっていましたが、結局その日を含む期中1年間のファンドのリターンは、期中の信託報酬0.24%(税抜)程度の年0.2%だけ、配当込みベンチマークより下方乖離する程度で優秀です。

結局、日によっては上振れするときもあったことになり、ブレ自体はもちろんないに越したことはないのですが、1日の乖離で大騒ぎするのではなく、最低でも年間単位で評価したいところです。





たわらノーロード 先進国株式の方が実質コストも低く、マザーファンドも巨大

ただし、ニッセイ外国株式インデックスファンドの実績値となる実質コストは年0.34%(税抜)と信託報酬以外のコストが大きく、引き下げ後の現信託報酬で計算した実質コストでも、参考実質コスト年0.29%となります。

これは、たわらノーロードシリーズのうち7ファンドの初の実質コスト判明でお伝えした、たわらノーロード 先進国株式の実質コスト0.26%(税抜)よりも高コストです。

やはり、たわらノーロード 先進国株式のマザーファンドの規模が、ニッセイ外国株式インデックスファンドのマザーファンドより大きいためと考えられます。

現在のアセットアロケーションと構成ファンド・ETF 一覧(2016年7月)にて「運用報告書にてトラッキングエラーや実質コストを確認後、たわらノーロードシリーズへの変更可能性も考えています」と書いたように、先進国株式クラスは現在購入しているニッセイ外国株式インデックスファンドから最も実質コストの低い「たわらノーロード 先進国株式」への変更も検討しています。
(信託報酬より実質コストをより重視しています)

どんどん低コストのインデックスファンドが登場してきており、うれしい悩みとなりそうです。


今回の実質コストは、以下にも反映しておきました。

 低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2017年1月更新)



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 [2017.01.21追記]
 ニッセイインデックスシリーズ全9ファンドの信託報酬、実質コスト一覧(2017年1月)
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