2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

iFree 外国株式インデックス等iFreeシリーズの内 4ファンドの実質コスト(2017年2月)

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ディスプレイとコーヒーカップ

iFreeインデックスシリーズのうち、昨年11月30日に決算を迎えた「iFree 外国株式インデックス」を含む4ファンドの初の運用報告書がUPされました。

2016年9月8日に設定されたファンドのため、決算までの運用期間は3ヵ月未満ですが、運用報告書から判明した実質コスト(信託報酬+その他費用)を計算しました。



iFreeインデックスシリーズ 4ファンドの信託報酬、実質コスト(2017年2月4日時点)

iFreeインデックスシリーズのうち4ファンドの信託報酬、実質コスト、ベンチマーク一覧は以下です。
各資産クラス毎に信託報酬、実質コストが他の同資産クラスのインデックスファンドよりも低いコストの箇所を黄色にしています。
iFreeインデックスシリーズ他8ファンドは、まだ一度も決算を迎えていません。


iFreeインデックスシリーズのうち4ファンドのコストとベンチマーク
 ファンド 信託報酬(税抜)信託報酬 その他  実質コスト(税抜)ベンチマーク  
iFree 日本債券インデックス 0.14%(新発10年国債の利回りが1%未満時) 3円 1円 0.19%NOMURA-BPI総合
iFree 外国債券インデックス 0.18% 4円 1円 0.23%シティ世界国債インデックス(除く日本)
iFree 外国株式インデックス 0.21% 5円 2円 0.29%MSCIコクサイ指数
iFree 外国REITインデックス 0.31% 7円 11円0.80% S&P先進国REIT指数(除く日本)






運用期間3ヵ月弱での実質コストなのであくまで参考値

上記表の4ファンドのいずれも、信託報酬以外にかかるコストが高めで、トータルの実質コストも高めとなっています。
これは、いずれも去年9月8日に設定されたばかりのファンドで、決算日11月30日まで3ヵ月も立っていないことも一因と思われます。

そのため、今回の実質コストはあくまで参考値程度と思っていてよいでしょう。

それにしてもiFree 外国株式インデックスとiFree 外国REITインデックスとも、ベンチマークが配当抜き指数のところが全く気に入りません。

iFree 外国株式インデックスの運用報告書には、

ベンチマークの騰落率は9. 0%となりました。一方、当ファンドの騰落率は9. 5%となりました。
当ファンドが組み入れているマザーファンドには保有している株式等の配当金が計上されたのに対して、ベンチマークは配当分が含まれていないため、かい離要因となりました。


と書かれていて、配当込みベンチマークでないことから、配当込指数とのトラッキングエラーがわかりません。


また、iFree 外国REITインデックスは、リートファンドなのに配当抜きベンチマークを採用している珍しいインデックスファンドです。
iFree 外国REITインデックスの運用報告書には、

配当金に対する課税分や保管費用等のコスト要因が、マイナスのかい離要因となりました。


と書いてありますが、ベンチマークは配当抜き指数なので、配当金の課税以前の問題です。

個人的には、きちんと配当込みの指数をベンチマークとしてるインデックスファンドが分かりやすく好みです。(もちろんアクティブファンドも同様)


iFreeインデックスシリーズも、たわらノーロードシリーズニッセイインデックスシリーズにコスト面で押されているものが多いですが、今回以外の8ファンドについても運用報告書がアップされ次第、実質コストについて記事にする予定です。


以下の記事の実質コストの数値も最新版に更新しておきます。

低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2017年1月更新) - インデックス投資日記@川崎

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