2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

主要8資産の年間パフォーマンスからわかる国際分散投資の重要性

ダーツの的


2009年から2016年の主要8資産クラス(配当込み指数)の年間パフォーマンス一覧が日興アセットマネジメントのコラムに載っています。

主要7資産の過去8年間の年間パフォーマンスからわかる国際分散投資の重要性から1年ぶりに内容を確認します。


<最終更新日: 2023年1月11日>
リンク切れ等修正しました。



主要8資産の年間パフォーマンス(2009年から2016年)

 Vol.1183 過去の好パフォーマンス資産から考える | 日興アセットマネジメント ⇒リンク切れ


主要8資産の年間パフォーマンス(2009年から2016年)


上の表の各資産クラスの指数は以下の通りです。


昨年までの表では、日本債券を除く7資産のみの記載でしたが、今回から日本債券も含む8資産が載っています。

2016年は、先進国債券のみマイナス(-1.0%)で、他の7資産は全てプラスリターンでした。
意外なことに、日本REITが+9.9%で騰落率トップ、時点が新興国株式、新興国債券と続き、その次にようやく先進国株式が来ています。

「投資対象に新興国はいらない」とか、「REITは不要」と決めていた方はこの恩恵を受けられておらず、私も含め「新興国債券は不要」としていた投資家は新興国債券の上昇の恩恵を受けていません。





国内外の各資産に国際分散投資をすることが重要


過去の主要資産の年間パフォーマンスの推移を振り返ると、パフォーマンスの良い資産は一定ではなく、また、各資産の騰落には法則性もみられません。そのため、中長期において運用成果を向上させるためには、好パフォーマンスをあげる資産を当てることに重きを置くのではなく、個人のリスク許容度に合わせて、国内外の幅広い資産に分散投資を行なうことが重要といえそうです。



毎回、全く同じことが書かれていますが、年間パフォーマンスの表にあるように、各資産クラスの騰落率は毎年めまぐるしく変わり、どれが次にリターンが良いか当てることはとてもできません。

さらに、主要7資産の過去8年間の年間パフォーマンスからわかる国際分散投資の重要性の2008年のリーマンショック時のような、日本債券以外の7資産の騰落率が全てマイナスの時もあります。

そのような大幅下落時にも、落ち着いてぐっすり眠れるようなリスク許容度の範囲で、世界の各資産クラスに分散投資することが重要であることがよくわかります。

参考: 投資を始めたい方に「どのような投資をしているのか」聞かれたときにお話ししていること


関連記事

 [2023.01.11追記]
 主要8資産の年間パフォーマンスからわかる相場を予想することの難しさ
関連記事