2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

MSCIワールド・タバコ・インデックス  国別、銘柄構成比率やリターン比較まとめ

CATEGORY先進国株式
タバコ

MSCIワールド・タバコ・インデックス(MSCI World Tobacco Index、MSCI世界タバコ指数)の指数概要や国別、業出別構成比率、組入全銘柄、MSCIワールド・タバコ・インデックスとのリターン比較についてまとめます。


<新規作成日: 2017年5月1日。 最終更新日:2023年2月5日>



MSCIワールド・タバコ・インデックス (MSCI World Tobacco Index)


MSCIワールド・タバコ・インデックス 概要

 MSCI WORLD TOBACCO INDEX  | MSCI (PDF)

The MSCI World Tobacco Index is composed of large and mid cap stocks across 23 Developed Markets countries. All securities in the index are classified in the Tobacco industry (within the Consumer Staples sector) according to the Global Industry Classification Standard (GICS).


MSCIワールド・タバコ・インデックスの基本情報は以下の通りです。

 指数 MSCIワールド・タバコ・インデックス
 指数算出会社 MSCI社
 投資対象日本を含む先進国23ヵ国の株式指数であるMSCIワールド・インデックス の中のタバコ会社のみに投資。
 銘柄ウェイト 浮動株調整時価総額比率
 銘柄数 計5銘柄(2022年12月30日時点)
 配当利回り 年6.34%(2022年12月30日時点)
 銘柄入替 年2回(5月と11月)



国別構成比率

国別構成比率は以下の通りです。(2022年12月30日時点)

SCIワールド・タバコ・インデックス 国別構成比率

MSCIワールド・タバコ・インデックス 国別構成比率
 国 構成比率
米国 64.60%
イギリス 28.86%
日本 6.54%




業種構成比率

業種別構成比率は以下のように当然、タバコのみです。

MSCIワールド・タバコ・インデックス 業種別構成比率





組入全銘柄の構成比率

MSCIワールド・タバコ・インデックスに組入れられている全5銘柄の構成比率は以下の通りです。(2022年12月30日時点)
2017年時点では計7銘柄構成でしたが、買収等の結果、現在は5銘柄構成です。


MSCIワールド・タバコ・インデックス 全銘柄の構成比率
 銘柄 構成比率 国
フィリップモリス 42.37% 米国
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 22.79% イギリス
アルトリア 21.30% 米国
JT(日本たばこ産業) 6.54% 日本
インペリアル・ブランズ 6.07% イギリス





MSCIワールド・タバコ・インデックスとMSCIワールド・インデックスとの累積リターン比較

以下が、MSCI World Tobacco Indexと、MSCIワールド・インデックスとの(2008年1月から – 2023年1月までの)過去約15年間のリターン比較です。(両指数とも配当抜きです。)

MSCIワールド・タバコ・インデックスとMSCIワールド・インデックスとの累積リターン比較(2008年1月から 2023年1月)

MSCIワールド・タバコ・インデックス (青色)が、MSCIワールド・インデックス(黄色)を2018年頃までは大きく上回っていましたが、2020年頃に逆転し、現在ではそれほどリターンに差がありません。


一方、2017年の本記事当初作成時の2002年5月から 2017年3月までの約15年の両指数リターン比較は以下の通りです。

MSCIワールド・タバコ・インデックスとMSCIワールド・インデックスとの累積リターン比較(2002年5月から 2017年3月)

2017年までのグラフでは、MSCIワールド・タバコ・インデックスがMSCIワールド・インデックスはるかに高いリターンでした。

いわゆる「いい会社」とは真逆の方向の、タバコをはじめ、ギャンブルや軍事関連企業などいわゆる逆SRI的な企業のリターンが良い傾向というのは聞いたことがありました。

2023年時点でもその傾向は継続していますが、両指数の差は以前よりだいぶ小さくなっています。

投資としては、(銘柄数も少なく、特定の業種に偏った分野のみの投資を避け)、世界中の様々な企業に幅広く分散するのが基本と思います。




MSCIワールド・タバコ・インデックスをベンチマークとするファンドや国内ETF

MSCIワールド・タバコ・インデックスをベンチマークとするファンドは当然ながらありません。
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