MSCI World Tobacco Index(MSCI世界タバコインデックス)の構成銘柄とリターン

実家帰省中の4月29日に関西オフ会に参加してきました。
その中でわたしから話題に上げた「MSCI World Tobacco Index(MSCI世界タバコ指数)について紹介します。
世界のタバコ銘柄に投資する指数
関西外からたくさんお客様をお迎えしてのオフ会 2017年4月29日 | ピヨママの投資と家計と子育てと
タバコのインデックスファンドがある
そんなファンド、まさか?というファンドがあるのだそうです。しかもかなり指数を超えたパフォーマンスらしいです。
関西オフ会でピヨママさんに、記憶の範囲でお話ししたMSCI World Tobacco Indexは以下の内容です。
MSCI World Tobacco Index (MSCI世界タバコ指数)
MSCI WORLD TOBACCO INDEX | MSCI (PDF)
全7銘柄の構成比率
世界タバコ指数と言っても、米国63%、英国29%、日本6%、スウェーデン1%と4ヶ国・7銘柄のみの構成です。
(2017年3月31日時点)
配当利回りは年3.5%です。
銘柄 | 構成比率 | 国 |
---|---|---|
フィリップモリス | 30.19% | 米国 |
アルトリア | 24.01% | 米国 |
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ | 21.30% | 英国 |
レイノルズ・タバコ・カンパニ | 9.29% | 米国 |
インペリアル・ブランズ | 7.99% | 英国 |
JT(日本たばこ産業) | 6.16% | 日本 |
スウェーデン・マッチ | 1.06% | スウェーデン |
MSCIワールド・インデックスとの指数比較
以下が、MSCI World Tobacco Indexと、MSCIワールド・インデックスとの(2002年5月から – 2017年3月までの)過去約15年のリターン比較です。

両指数とも、配当抜き指数ですが、配当込みではどうかなどを確認するまでもなく、MSCI World Tobacco Index(青色) がMSCIワールド・インデックス(黄色)を上回っています。
「いい会社」とは真逆の方向の、タバコをはじめ、ギャンブルや軍事などいわゆる逆SRI的な企業のリターンが良いというのは以前も聞いたことがあります。
MSCI World Tobacco Indexをベンチマークとするファンドはありませんが、ここまでリターンが違うのは興味深いところです。
(もちろん過去リターンの結果なので、今後のリターンが良いのかはわかりません)
ただ、投資としては、(銘柄数も少なく、特定の業種に偏った分野のみの投資を避け)、様々な企業に幅広く分散するのが基本です。
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