2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスが信託報酬最安の年0.34%で7月末に登場

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超低コストインデックスシリーズであるeMAXIS Slimシリーズに、7月末よりeMAXIS Slim 新興国株式インデックスが設定されます。

MSCI エマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとする新興国株式インデックスファンドとして、信託報酬年0.34%(税抜)と最安のファンドとなります。



eMAXIS Slim 新興国株式インデックスがMSCI エマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとする信託報酬最安のインデックスファンドとして登場

『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』募集・設定について | 三菱UFJ国際投信 (PDF)
 

この度、三菱UFJ国際投信は『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』を新規に設定いたしますので、お知らせいたします。



  • ファンド名: eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

  • 信託報酬: 年0.34%(税抜) 。 純資産500億円以上1000億円未満は年0.335%。1000億円以上は年0.33%

  • 信託財産留保額: なし

  • 設定日: 2017年7月31日

  • 決算: 4月25日

  • ベンチマーク: MSCI エマージング・マーケット・インデックス

  • 運用会社: 三菱UFJ国際投信

  • 当初取扱会社: 楽天証券、マネックス証券。  8月2日より、SBI証券、カブドットコム証券で販売開始




eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは画期的な低コストファンド

新興国株式指数として最も一般的なMSCI エマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとする信託報酬最安のインデックスファンドとしては、たわらノーロード 新興国株式(信託報酬0.495%)がありました。

ニッセイインデックスシリーズの信託報酬引下げやたわらノーロードシリーズなどの超低コスト信託報酬争いの激化で、各資産クラスのインデックスファンドはどんどん低コスト化が進む中、新興国株式クラスは、なかなか信託報酬が下がらず、引き下げ余地が残っていたのが現状でした。

 参考: 主要資産クラス毎の信託報酬最安のファンド一覧(2016年12月)


そんな中、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスが、信託報酬0.34%で登場するというのは大変魅力です。

信託報酬0.34%の新興国株式インデックスファンドとしては、FTSE RAFIエマージングインデックスをベンチマークとするファンダメンタル・インデックスファンドであるiFree 新興国株式インデックスがあり、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスも同一の信託報酬に設定してきました。

各国の幅広い銘柄に広く投資するという観点では、MSCI エマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとするeMAXIS Slim 新興国株式インデックスの方が国際分散投資の点では王道です。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは7月末に新規設定されますが、従来から私もまとまった金額分保有しているeMAXIS 新興国株式インデックス(信託報酬0.60%)と同一の「新興国株式インデックスマザーファンド」にファミリーファンド方式で投資するスキームです。

新しいファンドとして、今後のトラッキングエラーや実質コストを運用報告書等でチェックする必要はありますが、マザーファンドは共通であり、それほど心配はなさそうです。

新興国株式クラスも低コスト化競争が始まり、個人投資家としてはうれしい限りです。
今後のさらなるファンドの低コスト化競争にも期待しています。

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 [2017.11.25追記]
 eMAXIS Slim 新興国株式インデックスが信託報酬を大きく引下げます。
 eMAXIS Slim 新興国株式インデックスが信託報酬0.19%に大きく引下げへ
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