2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

ステートストリートより全世界株式インデックス・ファンドが登場  

地球

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)をベンチマークとする全世界株式インデックス・ファンドを新規に設定します。

これ1本で日本、先進国、新興国株式に1本で投資できる初のインデックスファンドです。

既に以下のようにブロガーの皆さんも記事にされています。
 ステート・ストリートがMSCI ACWI連動型インデックスファンドを新規設定 | バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く

 待ちに待った全世界株式インデックスファンド登場!? | 海舟の中で資産設計を ver2.0



全世界株式インデックス・ファンド ACWIをベンチマークとする初のインデックスファンド

  全世界株式インデックス・ファンド | EDNET 有価証券届出書
    

  • ファンド名: 全世界株式インデックス・ファンド

  • 信託報酬: 年0.48%(税抜) (=委託会社0.20%+販売会社0.25%+受託会社0.03%)

  • 信託財産留保額: 0.3%

  • 設定日: 2017年9月8日

  • 決算: 11月30日

  • ベンチマーク: MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)

  • 運用会社: ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ

  • 取扱会社: 不明




日本、先進国、新興国株式に1本で投資できる初のインデックスファンド

日本、先進国、新興国株式を投資対象とするMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)をベンチマークとする初のインデックスファンドです。

概ね、日本:海外先進国:新興国に約1:8:1の比率で投資できます。

日本を含まないMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)をベンチマークとするファンドは、eMAXIS全世界株式インデックスや三井住友・DC全海外株式インデックスファンドがありましたが、日本も含むACWIインデックスファンドはありませんでした。

あったら買ってもいいと思うバランスファンドでもお伝えしたように、国際分散投資による資産形成を行いたい私としては、あれば欲しいと思っていたファンドの1つです。


各地域のマザーファンド3つに投資

全世界株式インデックス・ファンドの投資対象マザーファンド

ACWIをベンチマークとするマザーファンドはあるのかなと思って調べると、以下のように3つのマザーファンドに投資することで、ACWI連動をめざすとのこと。



マザーファンド3つとも、当たり前ですがMSCI指数をベンチマークとしており、特に、日本株式に投資するジャパンエクイティ・インデックス・マザーファンドはベンチマークがMSCIジャパン・インデックスであり、TOPIXや日経平均と異なり、東証一部上場以外の銘柄、REITも投資対象とし、日本の上場株式のうち浮動株時価総額比率構成で85%以上をカバーする日本株式指数です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの日本株部分の投資ファンドのベンチマークもMSCIジャパン・インデックスです。



信託報酬が年0.48%はちょっと残念

ただ、信託報酬が年0.48%(税抜)と高めなのは残念です。

今では、

のようなずっと低コストのインデックスファンドを組み合わせれば、信託報酬は半分以下に抑えられる時代です。

ステート・ストリート以外からの同種のファンドがより低コストで登場することにも期待したいところです。



一般販売されるものか?

ステート・ストリートは、以前も超低信託報酬のステート・ストリートインデックスシリーズを出しましたが、結局はラップサービス専用という落ちでした。(信託報酬のうち、販売会社の取り分が0.01%になってておかしかった)

今回の全世界株式インデックス・ファンドも同様の可能性がありますが、信託報酬の内訳は「委託会社0.20%+販売会社0.25%+受託会社0.03%」と、販売会社に手厚くなっており、SBI証券楽天証券等のネット証券での一般販売にも期待したいです。


関連記事

 [2017.09.19追記]
 無事に一般販売されるようになりました。
 全世界株式インデックス・ファンドがSBI証券とマネックス証券で購入可能に!

 [2018.10.27追記]
 同じMSCI ACWI(配当込み)をベンチマークとするはるかに低信託報酬のインデックスファンドが登場します。
 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) ACWI(配当込み)インデックスファンドが登場
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