2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)  信託報酬最安の為替ヘッジ付き先進国株式ファンド

CATEGORYiFree
為替ヘッジ付きファンド

低コストインデックスシリーズの1つであるiFreeインデックスシリーズに、8月31日にiFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)が追加されました。

同日に追加されたiFree S&P500インデックスと合わせ、これでiFreeインデックスシリーズは計14ファンドのラインナップになりました。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)は、MSCIコクサイ指数(円ヘッジ)をベンチマークとする信託報酬最安のインデックスファンドです。

ファンド詳細を確認します。



iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり) 信託報酬最安の為替ヘッジ付き先進国株式インデックスファンド

  iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)  | 大和投資信託


  • ファンド名:  iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)

  • 信託報酬: 年0.21%(税抜)。⇒10月2日より、年0.19%(税抜) に引下げ。

  • 信託財産留保額: なし

  • 設定日: 2017年8月31日

  • 決算: 11月30日

  • ベンチマーク: MSCIコクサイ指数(円ヘッジ)

  • 運用会社: 大和投資信託

  • 取扱会社: SBI証券楽天証券、マネックス証券




MSCIコクサイ指数(円ヘッジ)の概要と、現時点の為替ヘッジコスト

MSCIコクサイは、日本を除く先進国各国の株式指数であり、浮動株調整時価総額比率構成の代表的な先進国株式指数です。

されに加えて、為替ヘッジをかけることにより、為替変動の影響を小さくできます。
ただし、為替ヘッジにはオペレーションコストがかかり、為替ヘッジコスト分、期待リターンは下がります。

為替ヘッジにより、為替変動リスクは下がるため、為替ヘッジなしの先進国株式インデックスファンドよりも低リスク&低リターンとなります。

為替ヘッジコストについては、二国間の通貨の金利差だけではないコストがかかるので注意が必要です。
詳細は以下を参照ください。
 為替ヘッジにかかる為替ヘッジコスト 金利差だけでは決まらないコストの仕組み

また、Funds-iシリーズの外国株式、外国債券等為替ヘッジ付きファンドの為替ヘッジコストでも確認した、同じ為替ヘッジ付きの先進国株式インデックスファンドである野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型の月報を見てみます。

為替ヘッジ前の配当利回りは年2.4%、為替ヘッジ後の配当利回りは年1,2%であることから、先進国株式インデックスファンドの為替ヘッジコストは現時点では年1.2%程度のようです。
  野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型 月報 




10月2日より信託報酬が引下げられます

この期待リターン低下を承知で、為替ヘッジ付きの先進国株式インデックスファンドに投資したい方には、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)は、たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>(信託報酬0.225%)よりも信託報酬が年0.21%と最安であり、投資対象候補になります。

さらに、iFreeインデックスシリーズのうち6ファンドが信託報酬最安値に引下げへでお伝えしたように、8月31日に設定されたばかりのFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)は、10月2日より信託報酬が年0.21%から年0.19%に引き下げられます。

私自身は為替ヘッジコストがかかるのが嫌で、為替ヘッジなしのファンドのみでポートフォリオを構成し、その代わりに無リスク資産比率を上げることで、資産全体のリスクを調整しています。

為替ヘッジ有のファンドを利用することで、分散投資の効果はあります。為替ヘッジ付きファンドのメリット、デメリットを把握したうえで利用するのは十分ありでしょう。

 参考: 為替ヘッジ付き資産を年金基金はどの程度組み入れているかの調査レポート紹介


 [2017.10.02追記]
 iFreeシリーズのコスト引下げにより信託報酬0.19%の外国株式インデックスファンドが誕生
関連記事

TRACKBACK

1Trackbacks

Click to send a trackback(FC2 User)
この記事へのトラックバック
  • 先進国株式インデックスファンドの信託報酬低減の予定をまとめます。
  • 参考インデックス投資日記@川崎『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)信託報酬最安の為替ヘッジ付き先進国株式ファンド』 kenzさんのブログで、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)設定のニュースを知ったので、先進国株式まとめを更新します。 その他、自分がつかんでる限りの、信託報酬低減の予定も反映させましたので、ご覧ください。
  • 2017.09.23 (Sat) 14:09 | ますい画伯とインデックス投資?