2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

iFree S&P500インデックス 信託報酬最安のS&P500インデックスファンドが登場

CATEGORYiFree
米国市場

低コストインデックスシリーズの1つであるiFreeインデックスシリーズに、8月31日に iFree S&P500インデックスが追加されました。
もちろんノーロードでネット証券で購入できます。

iFree S&P500インデックスは米国株式の代表的な指数の1つであるS&P500をベンチマークとする信託報酬最安のインデックスファンドです。
詳細を確認します。


iFree S&P500インデックス S&P500をベンチマークとするインデックスファンド

  iFree S&P500インデックス | 大和投資信託


  • ファンド名:  iFree S&P500インデックス

  • 信託報酬: 年0.225%(税抜)

  • 信託財産留保額: なし

  • 設定日: 2017年8月31日

  • 決算: 9月7日

  • ベンチマーク: S&P500指数(円ベース)

  • 運用会社: 大和投資信託

  • 取扱会社: SBI証券楽天証券、マネックス証券




S&P500指数の概要

  S&P500 | S&P Dow Jones Indices

S&P500指数は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する米国大型株式指数(配当抜き)です。
米国企業の中で、下記の銘柄採用条件を満たす505銘柄(2017年8月末時点)で構成されています。

  • 時価総額: 53億ドル以上

  • 浮動株比率: 50%以上

  • 流動性: 半期の売買高25万株以上 かつ 浮動株調整時価総額に対するドルベースでの年間売買代金比率が 1.00 以上。

  • 財務健全性: 連続4四半期が黒字。


参考: S&P500 組入銘柄の採用基準や組入上位銘柄等のまとめ


また、S&P500は、TOPIXMSCIコクサイ同様に浮動株調整時価総額比率で構成される株価指数です。




使い勝手の良い信託報酬最安のS&P500インデックスファンドが登場

米国株式のみに投資するインデックスファンドとしては、従来は、米国大型株式30銘柄で構成されるNYダウインデックスファンドがあり、iFree NYダウ・インデックス(信託報酬0.225%)が最も信託報酬が低いファンドでした。

S&P500の方が構成銘柄数が505銘柄とはるかに多く分散されていますが、S&P500をベンチマークとするインデックスファンドは、従来はi-mizuho米国株式インデックス(信託報酬0.57%)のみでした。

iFree S&P500インデックスは信託報酬0.225%と、i-mizuho米国株式インデックスの半分以下の信託報酬に設定されています。

私自身は、米国以外の地域にも幅広く分散投資したいため、たわらノーロード 先進国株式(信託報酬0.225%)、ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.20%)等のMSCIコクサイインデックスファンドに約65%含まれている米国株式比率で十分と考えていますが、米国株式専門に投資したい方や、自分のアセットアロケーションの先進国株式クラスの部分に米国株式比率を上げたいには、有力な選択肢の一つになると思います。

iFreeインデックスシリーズは、10月2日より6ファンドの信託報酬を最安値に引下げるなどインデックスファンドの超低コスト化に参戦しており、今後もコスト引き下げや追加ファンドの登場にも期待できそうです。


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 [2017.09.17追記]
 以下も同じ日にラインナップに追加されています。
 iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)  信託報酬最安の為替ヘッジ付き先進国株式ファンド


 [2017.10.02追記]
 iFreeシリーズのコスト引下げにより信託報酬0.19%の外国株式インデックスファンドが誕生
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