2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

SMT 世界経済インデックス・オープンがSMTインデックスシリーズに追加

CATEGORYSMT(旧STAM)
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SMT 世界経済インデックス・オープンが、SMTインデックスシリーズに2017年8月25日に追加されました。

世界経済インデックスファンドと同じ株式50%、債券50%比率であり、信託報酬も年0.50%(税抜)と同じですが、地域別構成比率(日本、先進国、新興国)が異なります。

詳細を確認します。


SMT 世界経済インデックス・オープンがSMTインデックスシリーズに新規追加

 SMT 世界経済インデックス・オープン | 三井住友トラスト・アセットマネジメント


  • ファンド名: SMT 世界経済インデックス・オープン

  • 設定日: 2017年8月25日

  • ベンチマーク: 各6資産のベンチマークの加重平均

  • 信託報酬: 年0.50%(税抜)

  • 信託財産留保額: 0.1%

  • 決算日: 年1回(6月10日

  • 販売会社: SBI証券

  • 運用会社:三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社


SMT 世界経済インデックス・オープンの6資産の配分比率は以下です。

SMT 世界経済インデックス・オープンの6資産の配分比率




SMT 世界経済インデックス・オープン 世界経済インデックスファンドとの違いは基本配分比率

SMT 世界経済インデックス・オープンが8月25日に新規設定されたことは知っていました。
ただ、交付目論見書をざっとみて、世界経済インデックスファンドと同じ投資対象で、コスト(信託報酬、信託財産留保額)も同一だったので、てっきり 世界経済インデックスファンドに「SMT」が付いただけのファンドと思っていました。

ただ、SMT 世界経済インデックス・オープンと世界経済インデックスファンドは、地域別(日本、先進国、新興国)資産配分比率に違いがあります。

以下を読んで気づきました。
 SMT 世界経済インデックス・オープン | ノーロード投資信託徹底ガイド



世界経済インデックスファンドやSMT インデックスバランス・オープンの新興国比率が5%引下げでお伝えしたように、世界経済インデックスファンドは、2016年GDP地域別構成比率(日本:先進国:新興国)のGDP比率は、6.3 : 54.8 : 38.9 であることを参考に、地域間の経済環境を考慮して構成比率の見直しが行われます。

現在の世界経済インデックスファンドの地域別構成比率は、日本、先進国、新興国が10: 60: 30 となっています。

一方、新たに登場したSMT 世界経済インデックス・オープンは、上記の2016年GDP地域別構成比率をほぼ忠実に反映し、日本、先進国、新興国が6: 55: 39としており、結果的に新興国比率が39%と高くなっています。

結果、

  • SMT 世界経済インデックス・オープン: GDP地域別構成比率の変化に忠実に年1回の配分比率を見直し

  • 世界経済インデックスファンド: GDP地域別構成比率を参考に、ある程度アクティブに年1回の配分比率を見直し


という違いがあります。


好みの問題ですが、私の場合は、恣意的な要素が入らないSMT 世界経済インデックス・オープンの方がしっくり来ます。

世界経済インデックスファンド(株式シフト型)、世界経済インデックスファンド(債券シフト型)同様に、今回も(地域別構成比率は同一で)株式と債券比率が異なる以下のファンドも同時に登場しています。


  • SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型): 株式:債券 =75:25  、信託報酬0.55%

  • SMT 世界経済インデックス・オープン(債券シフト型): 株式:債券 =25:75  、信託報酬0.55%


個人投資家としては、既存の世界経済インデックスファンドとその株式シフト型、債券シフト型と合わせ、計6ファンドの資産配分比率が異なるファンドから選べることになり、選択の幅が広がったことは歓迎です。
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