2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信(2510)が2017年12月に東証に上場

CATEGORYETFの仕組み
富士山と日の出

初の国内債券ETFであるNEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信(2510)が2017年12月に東証に上場しました。

<最終更新: 2021年12月19日>



初の国内債券ETFが2017年12月11日に東証に上場

 野村が初の国内債ETFをきょう上場、年金運用の分散投資に選択肢  | BloomBerg  (2017年12月11日)

国内債券の指数連動型上場投資信託(ETF)が11日、東京証券取引所に上場する。運用対象が日本株に偏っていた国内上場のETFに国内債券が初めて加わることで、年金基金などは低コストで幅広い分散投資を進めやすくなる。


野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信」で、当初設定額は1億円。上場後に随時変動する。国内債券市場の動向を表す代表的な運用指標「NOMURAボンド・パフォーマンス・インデックス」(野村BPI、総合)に連動する。





NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信

記事に出てくる「NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信」の詳細は以下です。

 NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信 《愛称》国内債券ETF(2510)


  • ETF名称: NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信 《愛称》国内債券ETF(2510)

  • ベンチマーク: NOMURA-BPI総合

  • 信託報酬: 新発10年国債の利回りが1.0%未満時:年0.07%(税抜)。同利回りが1.0%以上時:年0.12%(税抜)

  • 決算日: 年2回(3月7日、9月7日)



国内債券指数として最もメジャーなNOMURA-BPI総合をベンチマークとしており、信託報酬0.07%と低コストの国内債券ETFです。

国内債券ETF(日本債券ETF)は株式や外国債券など他の資産クラスのETFより値動きが小さく、マーケットメイカーにとってうまみがないため組成は難しいと聞いていました。

参考:
 日本債券ETFが上場していない理由を日興アセット今井さんにお聞きしました

 国内債券ETFの上場可能性は? | 東証ETF・ETN意見交換会



ここにきてようやく野村アセットマネジメントより国内債券ETF(2510)が設定されました。
ただ、利回りがこの金利下ではあまりに低く、純資産を増やすのは難しそうです。

また、国内債券ETFは存在しませんが、ETF並みの低コスト国内債券インデックスファンドがありますでもお伝えしたように、今では以前より低コストの国内債券インデックスファンドが購入できるようになっています。

現時点では、eMAXIS Slim 国内債券インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンドのように信託報酬0.12%(税抜)の低コストの国内債券インデックスファンドがあります。

以前のように年0.37%(税抜)の国内債券インデックスファンドが信託報酬最安だったころにここまで低信託報酬の国内債券ETFが出るともう少し人気が出たかもしれません。

ともあれ、国内債券がファンドだけでなく、ETFでも購入できるようになったのは選択肢が広がり良いことです。
流動性その他がちょっと気になりますが、今後の動向を確認することにします。
関連記事