2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」は全世界株式ファンドの楽天VTが受賞

優勝トロフィー

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」の表彰式があり、投票結果が判明しました。

投票結果トップ10をまとめます。



楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)が1位に選出


 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017

トップ10の結果は以下の通りです。
ファンド名と信託報酬、ベンチマークの他、私のコメントも補足として表の最右列に書きました。


「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」 投票結果トップ10
  ファンド信託報酬(税抜)ベンチマーク(または参考指数) 私のコメント
1位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)約0.23%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)にファンドオブファンズで投資するパッシブファンド。中小型株式も網羅する、日本含む全世界株式に信託報酬0.23%程度で1本で投資できる点が高い支持を集めました。
 2位<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.189%MSCI KOKUSAIインデックス(配当込み)信託報酬最安の先進国株式インデックスファンドとして、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2014」 から「投信ブロガーが選ぶ!Fundof the Year 2016」 まで3年連続の1位でした。私もこのファンドに3年連続で5点全てを投票していました。4年連続の1位は惜しくも逃しましたが、相変わらず高い支持を集めました。
 3位楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)約0.16%CRSP US トータル・マー ケット・インデックスバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)にファンドオブファンズで投資するパッシブファンド。大型株から小型株まで網羅する米国株約4000銘柄に信託報酬0.16%程度で投資できる点が支持されました。
 4位野村つみたて外国株投信0.19%MSCI ACWI(除く日本、配当込み) 日本除く海外の先進国、新興国株式に1本で投資できる信託報酬最安の全世界海外株式インデックスファンド。
 5位eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)0.21%8資産のベンチマークの合成指数日本、先進国、新興国の株式、債券と、日本、海外のリートの計8資産に12.5%ずつ均等投資する信託報酬最安のバランスファンド。
 6位ひふみ投信0.98%TOPIX(配当込み) 日本株式アクティブファンドとして人気の高いひふみ投信が第6位に入りました。最近は2.5%程度を米国株のマイクロソフト、アマゾンの2銘柄に投資しています。
 7位eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.19%MSCIエマージング・マーケット・インデックス 信託報酬0.19%とダントツに低い新興国株式インデックスファンド。新興国株式ファンドは上位に来にくい「投信ブロガーが選ぶ!Fundof the Year」なので価値があります。
 8位たわらノーロード 先進国株式0.20%MSCI KOKUSAIインデックス(配当込み)先進国株式インデックスファンドとして信託報酬最安ではありませんが、トラッキングエラーが小さく、実質コストも低い良質のファンド。私も保有しています。
 9位バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)0.11%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス中小型株式も網羅する、日本含む全世界株式に信託報酬0.1%程度で1本で投資できる海外ETF。1位の楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)の投資対象そのもの。安定した支持を集めています。
 10位iFree S&P500インデックスファンド0.225% S&P500指数 米国大型株式に投資できるS&P500インデックスファンドとして信託報酬最安ということで評価されました。




楽天VT、楽天VTIが1位と3位に登場

1位に輝いたのは、2017年9月29日から運用が始まった楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)でした。
運用開始間もないですが、第9位にライクインしているバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)に低コストで直接投資するコンセプトが支持されました。
海外ETFであるVTに投資するにはハードルが高くても、普通に1回100円から投資できるパッシブファンドというのが使い勝手もよく人気を集めたものと思われます。

3位に入った楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)も、同様のコンセプトです。

ただ、EXE-iシリーズのように海外ETFにファンドオブファンズ形式で投資するパッシブファンドは、配当分をすべて失った上に配当抜き指数よりも下方乖離するようなトラッキングエラーが大きいことが多く、楽天VTや楽天VTIはどうなるのか気になるところです。



ニッセイ外国株式インデックスファンドは4連覇ならずも、2位をキープ

過去の直近3年は、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが3年連続で1位でしたが、楽天VTに抜かされ、4年連続はなりませんでした。
信託報酬引下げに追随してくるeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと票が割れたり、全世界株式に1本で投資できる楽天VTに票が移動したと思いますが、それでも2位入賞です。
私もニッセイ外国株式インデックスファンドはまとまった額を保有しており、今後も運用に期待しています。

ただ、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは2018年1月30日より信託報酬が0.1095%に引き下げられるため、来年の投票が楽しみです。



eMAXIS Slim 新興国株式インデックスが7位に入賞

信託報酬0.19%とダントツに低い新興国株式インデックスファンドのeMAXIS Slim 新興国株式インデックスが7位入賞です。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスが信託報酬0.19%に大きく引下げへでお伝えしたように、先進国株式ファンド並みの信託報酬にしたことを評価し、私は今回、このファンドに5点全てを投票しました。




「投信ブロガーが選ぶ!Fundof the Year」は低コストの先進国株式インデックスファンド、または、幅広い地域に投資できるバランスファンドや全世界株式型のETF、ファンドが上位に入ることが多い中、新興国株式ファンドとして、7位は立派です。



ぼったくりファンドでなく、投資家側が選ぶ良質のファンド

今回の投票結果の上位ファンドはいずれも、販売側ではなく、投資家側が選んだファンドです。
ファンドを選ぶのには重宝しますが、たまに、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 」の上位入賞ファンドを全て買ったがそれでよいかと言った問い合わせをメールフォームにて受けることがあります。

入賞ファンドを全てただ買えば良いわけではなく、あくまで、ご自分のアセットアロケーション決定後に、その資産配分実現のためにファンドを選ぶべきです。

そのため、低コストで、保有し続けることで本質的に上がる性質を持つ株式や債券等に幅広く分散するのが基本と考えます。


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 [2019.01.13追記]
 FOY2018の受賞ファンドが発表されました。
 「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」 はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスが受賞
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  • 2018/01/20 (Sat) 01:30
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