2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

eMAXIS Neoシリーズ全11ファンドの信託報酬とベンチマークまとめ (2021年10月更新)

CATEGORYeMAXIS
人工知能(AI)のイメージ

eMAXISシリーズに含まれるeMAXIS Neo(イーマクシス ネオ)シリーズ全ファンドの信託報酬とベンチマークをまとめました。


[2021.10.14]
大幅に情報更新しました。


人工知能(AI)が運用するeMAXIS Neoシリーズが2018年8月6日から運用スタート

 投信運用、すべてAIで 三菱UFJ国際  | 日本経済新聞 (有料記事ですが、無料登録で月10本まで無料で読めます。)

三菱UFJ国際投信は人工知能(AI)が運用内容を決める投資信託を8月に発売する。言語処理などの技術を持つ米企業と提携、どの銘柄を採用し、どういう割合にするかなどすべてAIが担う。これまでも運用の一部にAIを活用する投信はあったが、すべてをAIに任せる投信は日本で初めてとなる。

 「宇宙開発」「遺伝子工学」「ロボティクス」と3つのテーマの投信をインターネット証券会社経由で売り出す。




 投資のインフラに“革新”をプラス インデックスファンド『eMAXISシリーズ』に『eMAXIS Neo(イーマクシス ネオ)』を追加 | 三菱UFJ国際投信 (PDF)

『eMAXIS Neo(イーマクシス ネオ)』は、革新的なテーマを対象とする様々な特徴ある指数に連動することをめざす、新時代のノーロード・インデックスファンド・シリーズです。将来性や高い成長性が期待できる様々な革新的テーマへの投資機会を、より多くのお客さまへ提供したい、との思いから誕生しました。




 『eMAXIS Neo 遺伝子工学』『eMAXIS Neo ロボット』『eMAXIS Neo 宇宙開発』の設定について | 三菱UFJ国際投信 (PDF)

この度、三菱UFJ国際投信株式会社(取締役社長 松田 通)は『eMAXIS Neo 遺伝子工学』『eMAXIS Neo ロボット』『eMAXIS Neo 宇宙開発』を新規に設定いたします。
8 月 6 日(月)に設定、運用を開始いたしますので、ファンドの特色等についてお知らせいたします。





eMAXIS Neoシリーズ 全11ファンドのラインナップ一覧

上記の3ファンド設定後、新ファンドの設定が続き、現在は以下11ファンドで構成されています。

eMAXIS Neoシリーズ 全11ファンド一覧
 ファンド  受益者還元型信託報酬(税抜) ベンチマーク  
 純資産総額 
 500億円未満分 500億円以上分 
eMAXIS Neo 宇宙開発 0.72% 0.71%S&P Kensho Space Index(配当込み)
eMAXIS Neo ロボット  0.72% 0.71%S&P Kensho Robotics Index(配当込み)
eMAXIS Neo 遺伝子工学  0.72% 0.71%S&P Kensho Genetic Engineering Index(配当込み)  
eMAXIS Neo バーチャルリアリティ 0.72% 0.71%S&P Kensho Virtual Reality Index(配当込み)
eMAXIS Neo ナノテクノロジー0.72% 0.71%S&P Kensho Nanotechnology Index(配当込み)
eMAXIS Neo ドローン  0.72% 0.71% S&P Kensho Drones Index(配当込み)
eMAXIS Neo 自動運転  0.72% 0.71% S&P Kensho Autonomous Vehicles Index(配当込み)
eMAXIS Neo フィンテック  0.72% 0.71% S&P Kensho Democratized Banking Index(配当込み)
eMAXIS Neo ウェアラブル 0.72% 0.71% S&P Kensho Wearables Index(配当込み)
eMAXIS Neo  クリーンテック 0.72% 0.72% S&P Kensho Cleantech Index(配当込み)
eMAXIS Neo 電気自動車  0.72%0.71% S&P Kensho Electric Vehicles Index(配当込み)



いずれも典型的なテーマ型のファンドですが、AI(人工知能)という名のプログラムがどの銘柄を採用し、銘柄毎の配分比率を決めるということで、ベンチマークは設定されてはいますが、実際にはプログラムが決めた銘柄選定や配分比率の結果がベンチマークという強引さです。

インデックスファンドとはなっていますが、どちらかというと、本来はMSCIやFTSEなどの世界株式指数の中の「宇宙開発」「遺伝子工学」「ロボティクス」などのセクター別(テーマ別)指数(配当込み)があればそれをベンチマークとし、そのベンチマークを上回ることをめざすアクティブファンドとする方が分かりやすかったと思います。

信託報酬も年0.72%(税抜、純資産500億円以上分は年0.71%)と、同じeMAXIS Slimシリーズの驚異的な低コストのeMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬0.093%(税抜))と比べると信託報酬の高さが目につきます。

AIだから銘柄選定に優れているとか、儲かる銘柄が分かると考えるのは過剰期待なはずで、「これじゃない感」が強いですが、ベンチマークが律義に配当込みとなっていることなどちょっと面白いところもあり、今後どういう運用をするのか興味があるところです。


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 [2018.08.16追記]
 eMAXIS Neoシリーズ 3ファンドのベンチマークであるKensho社の指数について、銘柄選定手法や、銘柄構成比率などの紹介資料がアップされていました。
 eMAXIS Neoシリーズのベンチマーク Kensho社の指数概要
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