2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

米ドル円、ユーロ円、豪ドル円の為替ヘッジコストの確認(2018年7月末時点)

CATEGORY為替
為替変動イメージグラフ

米ドル円、ユーロ円、豪ドル円の為替ヘッジコストの確認(2018年3月時点)を最新情報に更新します。

いずれの為替ヘッジコストも3月時点より上昇しています。



米ドル円、ユーロ円、豪ドル円の為替ヘッジコスト推移

 主要通貨ヘッジコスト推移

出典:  ジャパン・ベターインカム・ファンド(愛称:ベタイン) 月次報告書(2018年3月30日) (PDF)


上のグラフは2000年1月から2018年7月末までの米ドル円、ユーロ円、豪ドル円のそれぞれの為替ヘッジコスト(=為替予約取引での3ヵ月先渡為替レート)推移です。
為替ヘッジには、為替予約取引での1ヵ月先渡為替レートや3ヵ月先渡為替レートが使われますが、このグラフでは3ヵ月先渡為替レートでの為替ヘッジコストが使われています。

2018年3月時点の米ドル円、ユーロ円、豪ドル円の為替ヘッジコストと比較すると、為替ヘッジコストは以下のように推移しています。(2018年3月末⇒2018年7月末)は

  • 米ドル円: 2.44%⇒2.52%

  • ユーロ円: -0.28%⇒ -0.24%

  • 豪ドル円: 2.34%⇒2.36%

と為替ヘッジコストは3通貨ともに上がっています。
特に米ドル円の為替ヘッジコスト(年2.52%)が、高金利通貨の豪ドルの為替ヘッジコスト(年2.36%)より高いことが目につきます。
(ただし、ユーロ円は相変わらず為替ヘッジコストが逆にマイナスです。)



思わぬ高さとなる恐れがある為替ヘッジコストに注意

為替ヘッジにかかる為替ヘッジコスト 金利差だけでは決まらないコストの仕組みでお伝えしたように、為替ヘッジコストは理論上の「2つの通貨の金利差」だけでなく、需給要因その他で変化します。

特に2014年ごろからの右肩上がりの米ドル円の為替ヘッジコストの上昇は、米ドルの利上げや、今後の利上げ継続の見込みが需給要因として働いていると思われます。

海外の株式や債券、リート等に投資する場合、避けて通れないのが為替変動リスクです。
「為替変動」を完全に排除した投資を行うことはできませんが、為替レートの違いや需給によるオペレーションコスト(=為替ヘッジコスト)を払えば、ある程度減らせます。

ただ、この為替ヘッジコストは指数に織り込まれており、ファンドの場合は信託報酬はもちろん、運用報告書記載の実質コストにも含まれていません。

また、一般的には、「為替ヘッジがしたい」と思うときは、急激な円高株安などの資産額急落の際に下落をやわらげたいという気持ちがあるかと思います。

ただ、上の図の2009年ごろのリーマンショックのころを見ると、為替ヘッジコストが跳ね上がっていることがわかります。
米ドル円、豪ドル円の為替ヘッジコストは、それぞれ年5.5%、年7.5%程度まで跳ね上がっています。(皆が更なる円高を恐れ為替ヘッジの需要増大のためと思われます。)

一時的な跳ね上がりではありますが、この一番為替ヘッジが効いて欲しい時に為替ヘッジコストが大きくなるのは私は嫌と感じる部分です。

このような為替ヘッジコストがかかるために、投資対象の期待リターンもその分下がることを分かった上で、為替ヘッジ付きファンドを購入するのはもちろんありです。

ただ、両通貨の金利差以上に思わぬ高さの為替ヘッジコストがかかる場合があることには注意が必要です。


ご参考:
 Funds-iシリーズの外国株式、外国債券等為替ヘッジ付きファンドの為替ヘッジコスト
 為替ヘッジ付き資産を年金基金はどの程度組み入れているかの調査レポート紹介

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 [2018.09.16追記]
 為替ヘッジ有りインデックスファンドの為替ヘッジコストの確認
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