2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

【外伝・リストラ編その2】10年前のリーマン・ショック当時の世界同時株安の体験

crisis 金融危機

【外伝・リストラ編その1】10年前のリーマン・ショック当時の世界同時株安の体験の続きです。

勤務先の会社が予定しているリストラによる社員削減数に募集締め切り期限までに到達しそうになく、応募していない社員は、

①割り増し退職金をもらって早期退職に応募する。
②早期退職に応募しない。(しかし確率は低いが最悪の場合、割り増し退職金はもらえない強制解雇の可能性あり)

の①②どちらかを選択することになりました。


資産がないと、人生の将来の選択肢も少なくなってしまう

私自身は、投資しているリスク資産はリーマンショックの影響で含み損がありましたが、住宅ローンなど借金は一切ない状況でした。
無リスク資産(普通預金、定期預金、個人向け国債(変動10年))比率も高かったこともあり、最悪、解雇されても転職するまでの当面の期間は生活していける資産額はあったため、②応募しない を選択しました。

その後、数日して会社から「期限前に応募人数が既にリストラ予定人数に到達した」との発表がありました。

私は期限内にリストラ予定人数に到達することはないと思っていたため、誰が早期退職制度に応募したのか自分がいた部署で応募した人を確認したところ、

・昨年、新築の住宅を購入して5000万円の住宅ローンがあるAさん
・貯金がゼロなので、月給がないと家族を養えないと話していたBさん

が、①の早期退職に応募していました。

(もちろん、それ以外のいろんな属性の人も様々な理由で応募していたはずですが、私が知りうる範囲ではこの二人でした)


私がAさんに、強制解雇の可能性が薄いことを話して、なぜ応募したのか聞いたところ、「強制的な解雇の可能性が低いことはもちろんわかっているが、万が一解雇されたら毎月の返済額を返せず、即家族を養えなくなるためにやむなく応募した」と言っていました。

Aさんは1年前は「住宅ローンの上限は銀行から年収の〇倍も借りられると言われたので、もっと高くすることもできた。」とか
「新築の住宅購入ついでに、テレビも大型のプラズマTVに買い替えた。住宅ローンに比べたらプラズマTVなんてたいした金額ではない」と周りの同僚に話していた記憶がありました。

会社の業績悪化後は、Aさんは、昼食時間はいつも自席で食パンを2枚だけそのまま食べていたことを覚えています。
さすがにその程度の節約?で追いつくはずもなく、万が一を考えて早期退職に応募せざるを得なくなったようでした。

この時、生活防衛資金を含む無リスク資産をリストラや失職に備えてまとまった金額を持っていないと、勤めている会社に残るかどうするかを選択することすらできなくなることを強く感じました。

この経験がまさに、 「資産を増やすことで、人生の将来の選択肢も増やしたい」と思うようになりました。
 ⇒ なぜ資産運用をしているのですか?と聞かれてお答えしていること


皮肉なことにリーマン・ショックを原因とするリストラはこれが最後となり、現在まで同じ会社に勤務できています。

今後もリーマン・ショックと同じような不況がやってきた場合も、ファンドの基準価額だけでなく、年収も大きく下がった場合でも、投資を含めた今までの生活が継続できるよう、リスクを取り過ぎていないか、リスク資産、無リスク資産も含めた資産配分比率をしつこいくらいに確認しておくべきと思います。
 ⇒ 相場好調時こそ、強気になる前に下落時に備えた資産配分比率の確認を
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