2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

投資を今から始める場合はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1本にしたい

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eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(オルカン)は、eMAXIS Slimシリーズの1つで、日本を含む先進国、新興国の株式とリート計約2930銘柄に1本で丸ごと投資できる全世界株式インデックスファンドです。

自分が今から投資を始めるのであればこれ1本でいいと思い、実際に現在は本ファンドをメインに積立投資しています。
 
<新規作成日: 2019年1月20日。 最終更新日:2023年9月9日>



eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) の特徴

信託報酬や決算日、販売先など基本情報

  • ファンド名: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

  • 愛称: オルカン

  • 購入時手数料: なし(ノーロード)

  • 信託報酬: 年0.0525%(税抜)(=年0.05775%(税込))以内 。 受益者還元型信託報酬として、 純資産5000億円以上1兆円未満は年0.0524%(税抜)。1兆円以上は年0.0523%のため、純資産が増えるほどわずかですが信託報酬が下がります。
    ⇒ 2023年9月8日より信託報酬が年0.103%(税抜)から年0.0525%(税抜)に引下げられました。
      オルカン含むeMAXIS Slimシリーズ4ファンドが信託報酬を最安に引下げ
      

  • 純資産総額: 純資産総額は2023年4月14日に1兆円を突破しています。
    現在の純資産総額は1兆4386億円です。(2023年9月8日時点)

  • 信託財産留保額: なし

  • 設定日: 2018年10月31日

  • 決算: 4月25日

  • 運用会社: 三菱UFJ国際投信

  • 販売会社: SBI証券楽天証券、カブドットコム証券、マネックス証券、松井証券、岡三オンライン証券、GMOクリック証券、ジャパンネット銀行、三菱UFJ銀行



ベンチマーク

ベンチマークはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI-ACWI)(配当込み)です。

 MSCI ACWI INDEX | MSCI (英文PDF)
 

The MSCI ACWI captures large and mid cap representation across 23 Developed Markets (DM) and 24 Emerging Markets (EM) countries*. With 2,934 constituents, the index covers approximately 85% of the global investable equity opportunity set..


MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (以下MSCI-ACWIと略記)は、日本を含む先進国23ヶ国と新興国24ヵ国の計47ヵ国の(REITを含む)大型、中型株式計2934銘柄を投資対象とする指数です。(2023年8月31日時点)

日本、海外先進国、新興国株式市場全体の浮動株調整時価総額比率構成で全体の85%以上をカバーしています。
配当利回りは現在、年2.09%です。(2023年8月31日時点)

MSCI-ACWI
 全世界株式 地域 投資国指数 指数比率
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) 先進国
23ヶ国
日本 MSCIワールド・インデックス  MSCIジャパンインデックス 5.5%
海外先進国
22ヵ国 
MSCIコクサイ・インデックス 83.7%94.4%
新興国24ヶ国 MSCI エマージング・マーケット・インデックス  10.7%


上の表の黄色ハッチング部分は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の月報を元に記載しました。
全世界の浮動株調整時価総額比率は、日本:先進国:新興国 = 5.5% : 83.7% : 10.7% となります。(2023年7月30日時点)


3つのマザーファンドに投資

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) は、日本株式、先進国株式、新興国株式の3つのマザーファンドに投資しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)  投資対象マザーファンドへのファミリーファンド方式図

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 投資対象マザーファンド
 マザーファンドベンチマーク 投資比率
 日本株式インデックスマザーファンドMSCIジャパン・インデックス(配当込み) 5.5%
 外国株式インデックスマザーファンドMSCIコクサイ・インデックス(配当込み) 83.7%
 新興国株式インデックスマザーファンドMSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み) 10.7%


外国株式インデックスマザーファンドは、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの投資対象マザーファンド。
新興国株式インデックスマザーファンドはeMAXIS Slim 新興国株式インデックスの投資対象マザーファンドであり、純資産総額も大きく安心です。

日本株式インデックスマザーファンドのみ、2018年10月30日にこのファンドのために新設されたMSCI・ジャパン・インデックス(配当込み)をベンチマークとするマザーファンドです。最初から純資産は3億円あるとのことで、それほど心配はしていませんでしたが、2023年7月31日時点でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の設定来のベンチマークの騰落率が+99.6%に対し、設定来リターンは+100.1%とトラッキングエラーが0.5%とすばらしい運用です。
設定から5年経たずに基準価額が20000円に到達しており、投資していた方はリスクを取ったことが報われる結果になりました。



eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 1本で国際分散投資が完結

昔はMSCI-ACWI(配当込み)をベンチマークとするインデックスファンドは存在していなかったので、私の場合は、現在のアセットアロケーションと保有全ファンド・ETF一覧(2023年1月)にあるように、各資産ごとにバラでファンドを購入していました。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、現在、信託報酬は0.0525%(税抜)以内です。


日本、先進国、新興国株式の各ファンドをバラで購入するよりも信託報酬が低く、これから投資を始めたい、かつ、概ね時価総額に基づいた国際分散投資をしたい方にはこの1本をリスク資産にしてもよさそうです。

実際、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」でもeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が4連覇を達成しています。
私もiDeCo以外はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) のみを購入しています。

リスク資産と無リスク資産の配分を決め、リスク資産はこのeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1本にし、無リスク資産はネット銀行の定期預金や個人向け国債にすればシンプルです。



投資を始めたい方に「どのような投資をしているのか」聞かれたときにお話ししていることでお伝えしたように、私の場合は「地球上の世界経済の箱庭」を手持ち資産の株式部分で実現するイメージを持っていますので、このファンドがぴったり投資したいイメージに合います。

もっと前に出してもらいたかったなーというのが正直なところですが、これから投資を始める方や投資中の方にとっても、昔とは格段によい投資環境になっています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の今後の運用に期待しています。
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