2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

楽天インデックス・シリーズ全9ファンドの信託報酬とベンチマークまとめ

イギリス戦艦「Vanguard」

楽天インデックス・シリーズは、楽天投信投資顧問とバンガード社が共同して生まれた低コストインデックスファンドシリーズです。
2023年1月13日より、シリーズ名が「楽天・バンガード・ファンド」シリーズから楽天インデックス・シリーズに変更されました。

バンガード社のETFやインデックスファンドに投資する楽天インデックス・シリーズ全ファンドの信託報酬やベンチマーク等についてまとめます。


<記事新規作成日: 2019年2月10日。 最終更新日: 2023年1月15日>



楽天インデックス・シリーズ 9ファンド一覧 (2023年1月14日最終更新)

「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ計8ファンドの信託報酬やベンチマーク、投資対象ファンドを以下にまとめました。


「楽天インデックス・シリーズ」 一覧
 ファンド信託報酬(税込)ベンチマーク   コメント
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)0.199%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスバンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)(経費率0.07%)
・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)(経費率0.03%)
・バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)(経費率0.07%)

の3本に投資することで、日本含む全世界の大型、中型、小型株計9532銘柄に投資。(2022年10月末時点)
 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(楽天・VXUS) 0.202% FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス ・バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)(経費率0.07%)バンガード
・FTSE・デベロップド・マーケッツETF(VEA)(経費率0.05%)

の2本に投資することで、米国を除く全世界の大型、中型、小型株計7973銘柄に投資。(2022年9月末時点)
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)0.162%CRSP USトータル・マーケット・インデックスバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)(経費率0.03%)1本に投資することで、米国の大型、中型、小型株計3998銘柄に投資。(2022年10月末時点)
楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)0.212%FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックスバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)(経費率0.08%)1本に投資することで、新興国の大型、中型、小型株計5565銘柄に投資。(2022年10月末時点)
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)0.192%FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスバンガード ・米国高配当株式ETF(VYM)(経費率0.06%)1本にファンド投資することで、米国の(REITを除く)高配当株計442銘柄に投資。(2022年11月末時点)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)(楽天インデックスバランス(株式重視型))0.211%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス70%、ブルームバーグ・グローバル総合インデックス30%の合成指数バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)(経費率0.07%)とバンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド(経費率0.10%)に70%:30%の基本比率で投資。債券部分は為替ヘッジ付き。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)(楽天インデックスバランス(均等型))0.217%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス50%、ブルームバーグ・グローバル総合インデックス50%の合成指数バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)(経費率0.07%)とバンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド(経費率0.10%)に50%:50%の基本比率で投資。債券部分は為替ヘッジ付き。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)(楽天インデックスバランス(債券重視型))0.223%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス30%、ブルームバーグ・グローバル総合インデックス70%の合成指数バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)(経費率0.07%)とバンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド(経費率0.10%)に30%:70%の基本比率で投資。
債券部分は為替ヘッジ付き。
楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド(楽天・バンガード・ファンド(楽天全世界債券)0.232%ブルームバーグ・グローバル総合浮動調整インデックス(円ヘッジ)為替ヘッジ付きのバンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド(経費率0.10%)に投資。



[2019.03.17追記]
楽天・バンガード・ファンドシリーズのうち6ファンドの投資対象である3つのETFの経費率が下がったため、信託報酬の値を最新のものに更新しています。
 楽天・バンガード・ファンドシリーズ バンガードETF経費率引下げに伴い信託報酬低下

[2019.05.19追記]
楽天・全米株式インデックス・ファンドの投資対象であるVTIの経費率が0.04%から0.03%に下がったため、信託報酬が0.16%から0.15%に引下げられたことを反映しました。
 楽天・全米株式インデックス・ファンド VTIの経費率引下げに伴い信託報酬引下げ

[2020.03.06追記]
VTの経費率が0.09%から0.08%、VWOの経費率が0.12%から0.10%に下がったため、信託報酬を最新版に更新しました。
VTやVWOの経費率引下げにより、楽天VTや楽天VWOなど5ファンドの信託報酬も引下げ

[2022.03.15追記]
VTの経費率が0.08%から0.07%、VWOの経費率が0.10%から0.08%に下がったため、信託報酬を最新版に更新しました。
VTやVWOの経費率引下げに伴い楽天・バンガード・ファンドシリーズの内5ファンドの信託報酬が引下げ


[2022.11.06追記]
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの実質信託報酬(税込)が0.202%から0.199%に引下げられたことを反映しました。
その他細かな数値を最新のものに更新しています。

[2023.01.15追記]
2022年12月22日に追加された楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(愛称:楽天・VXUS)を表に追加しました。



楽天インデックス・シリーズ 純資産総額が1兆円を突破

基本的には、バンガードの海外籍のETFやインデックスファンドにファンドオブファンズ形式で投資しています。
信託報酬は二重にかかりますが、楽天投信投資顧問側の運用管理費用は年0.12%(税抜)と比較的低く、バンガードのETFやインデックスファンドの経費率とを合わせたトータルの信託報酬は上の表のように年0.27%以内に抑えられています。

超低コストということもあり、2017年9月29日の楽天インデックス・シリーズの運用開始から約5年で以下のように純資産総額が1兆円を超えています。

楽天インデックス・シリーズ純資産総額の推移
 引用:  楽天インデックス・シリーズ | 楽天投信投資顧問


楽天インデックス・シリーズは、初回の決算では実質コストが高めとか、トラッキングエラーが大きいなど言われていました。
楽天インデックス・シリーズシリーズに限らず、同じく海外ETFにファンドオブファンズ形式で投資するEXE-iシリーズもコスト以上にベンチマークとの下方乖離が大きく、ETFへのファンドオブファンズ形式での投資はインデックス運用がやりにくい要因がありそうです。

同じ資産クラスで似たような他社のファンドオブファンズ形式でない類似ファンドがあれば、そちらを選択するのも手かと思います。(例えば、同じ日本を含む全世界株式クラスであれば、楽天・全世界株式インデックス・ファンドではなく、ファミリーファンド方式のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)にするなど)
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